口ゴボは遺伝する?子供の歯並びを守るための予防策

「口ゴボと遺伝について」気になっていませんか?

子供が成長するにつれて「親の口ゴボが子供に遺伝するのではないか…」

「子供の歯並びを良くしたい」と、願う親は多いと思います。

しかし、口ゴボについて闇雲に周りの人に聞いてしまうと、かえって間違った情報を取り入れてしまう恐れがあります。

そこで、口ゴボと遺伝性について正しい知識を理解し、子供の歯並びを予防しましょう。

今回は、以下の内容について解説します。

  • 口ゴボの原因
  • 両親の歯並びが子供に遺伝する割合
  • 子供の口ゴボを放置するリスク
  • 子供の歯並びを守るための予防策
  • 口ゴボの治療方法

この記事を読むことで、口ゴボと遺伝性について知り、子供の歯並びを改善するための具体的な方法がわかります。

「子供の歯並びを改善させ、健康的に成長してほしい」と願う方は、ぜひ参考にしてください。

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口ゴボの原因

口ゴボの原因は「遺伝的要因」または「環境的要因」によって引き起こされます。

それぞれ詳しく解説します。

遺伝的要因

口ゴボになる原因には、親からの遺伝が考えられます。

子供の歯並びは、父親や母親の遺伝が大きく影響しており、両親どちらかの歯並びや歯の大きさ、上顎の形などからきています。

そのため、父親か母親のどちらかが口ゴボの場合、子供に遺伝する可能性は十分に高いです。

環境要因(歯の喪失、歯の萌出時期、口呼吸、舌癖など)

口ゴボの原因には、普段の生活習慣で引き起こされる環境要因も考えられます。

口ゴボになる環境の要因は、次のとおりです。

  • 歯の喪失
  • 歯の萌出時期
  • 口呼吸
  • 舌癖(ぜつへき)

舌癖とは、舌で上下の歯を押したり、触れたりする癖のことです。

子供の時から長年にわたって舌癖をおこなっていると、前歯が前方に出てきてしまい歯並びが悪くなります。

そのため、口ゴボになる可能性が高くなります。

関連記事:口ゴボの原因は何?主な原因と改善方法を徹底解説
関連記事:口ゴボの見分け方は?セルフチェックの方法を解説

両親の歯並びが子供に遺伝する割合

両親の歯並びが子供に遺伝する割合は、10割のうち8割と言われています。

また、子供の歯並び以外にも両親の歯の大きさや顎の大きさ、顎の形も遺伝します。

たとえば、両親のどちらかが上顎前突(出っ歯)であれば、子供も上顎前突になる可能性が高いです。

そのため、子供の歯並びが悪くなる約8割の原因は、両親どちらかの歯並びによって遺伝されるものと考えられます。

子供の口ゴボを放置するリスク

子供の口ゴボを放置すると以下のリスクが考えられます。

  • 食事がしづらい
  • 会話がしづらい
  • いじめに遭う可能性がある

では、詳しくみていきましょう。

食事がしづらい

子供の口ゴボを放置すると、食事がしづらくなってしまいます。

なぜなら口ゴボは、悪い歯並びによって引き起こされるため、噛む力が弱く食べ物をうまく噛み砕けません。

そのため、前歯で食べ物をうまく噛みきれず、奥歯で細かく噛み砕かれないまま飲み込んでしまいます。

細かく噛み砕かれないまま食べ物を消化してしまうと、胃や腸の負担が大きくなるリスクが考えられます。

会話がしづらい

子供の口ゴボを放置すると、会話がしづらくなってしまいます。

口ゴボは、口呼吸や舌の位置によって引き起こされる可能性があります。

口呼吸や舌が正常の位置にないと、口周りの筋力が弱まって思い通りに口周りの筋肉を使えません。

舌の正常の位置とは、上顎の裏側の位置を指します。

しかし口ゴボの場合は、下顎の前歯に舌があるのが楽な位置であり、ぶら下がっている状態です。

口ゴボを放置すると、口周りの筋肉や舌をうまく動かせず、相手と話すのが困難になるでしょう。

いじめに遭う可能性がある

子供の口ゴボを放置すると、いじめに遭う可能性があります。

口ゴボは、横から見ると口元(上唇・下唇)が膨らんでおり、前方に出て強調している状態です。

また、正面から見ると鼻の下が長く伸びており、見た目が悪く見えるでしょう。

そのため、口周りの見た目が原因でいじられてしまいます。

いじりやいじめがひどくなると、不登校になるケースが考えられます。

子供の歯並びを守るための予防策

子供の歯並びが悪化する前に、早めに予防をする必要があります。

子供の歯並びを守るための予防策は、以下の3つです。

  • 定期的な歯科検診
  • 早期治療の重要性
  • 良い生活習慣の確立

さっそく、解説していきます。

定期的な歯科検診

子供の歯並びを守るために、定期的に歯科検診をおこないましょう。

大人になってから矯正治療はできますが、矯正する期間や費用が多くかかってしまいます。

しかし、子どもの時から定期的に検診をおこなっていれば、歯の健康状態を保てるだけでなく、歯並びが悪くなる場合は、適切な時期に適した矯正治療を提案してもらえます。

そのため、定期的に歯科検診をおこなうのは大切です。

早期治療の重要性

子供の歯並びを守るためには、早期治療の重要性を理解しましょう。

子供の顎は成長しやすく、歯も動きやすいため、子供の時から悪い歯並びを放置してしまうと食事や会話にすぐ影響してしまいます。

また、虫歯を放置しておくと次に生えてくる歯に影響する恐れがあります。

そのため、子供の時から早期に治療し、悪い歯並びをすぐ矯正することが大切です。

早期に治療することで、子供の健康に大きく関わってきます。

良い生活習慣の確立(口呼吸の改善、指しゃぶりの防止など)

子供の歯並びを守るためには、良い生活習慣を確立させましょう。

子供の歯並びは、10割のうち8割は親の遺伝によるものです。

しかし、残り2割は日頃の生活習慣によって引き起こされます。

そのため子供の歯並びを守るために「口呼吸の改善」や「指しゃぶりを防止する」などを徹底してやめさせましょう。

早いうちから「ダメ」と子供に言い聞かせることで、悪い歯並びになる確率が大幅に減ります。

口ゴボの治療方法

口ゴボの治療方法は、以下の3つがあります。

  • マウスピース型矯正装置
  • ブラケット型矯正装置
  • 小児矯正

口ゴボの治療方法をしっかり理解し、矯正治療の参考にしてください。

関連記事:口ゴボの矯正期間は何年くらいかかる?1ヵ月でどれくらい動く?

マウスピース型矯正装置

口ゴボの治療法にマウスピース型矯正装置があります。

マウスピース型矯正は、透明のマウスピースを装着して少しづつ歯を動かす装置です。

マウスピースは、自分で取り外しができるため、いつも通り歯磨きができ、常に口腔内をきれいに保てます。

また、口腔内に装着する際、痛みや違和感が少ないところも嬉しいポイントです。

しかし、マウスピースを装着する時間が短いと、矯正力がどんどん弱くなります。

そのため、歯磨きや食事以外は、1日20時間以上マウスピース型矯正装置を取り付ける必要があります。

当院のマウスピース矯正(インビザライン)について

ブラケット型矯正装置

口ゴボの治療法にブラケット型矯正装置があります。

ブラケット型矯正とは、前歯の表面もしくは裏面にブラケットを取り付けて、ワイヤーを通す固定式の装置です。

ブラケット型の矯正治療は、さまざまな歯並びの症例に適応しています。

固定式の矯正装置であるため、強制的に歯を動かし、早くて2〜3年で歯並びを改善できます。

見た目よりも歯並び改善の早さを重視するのであれば、ブラケット型矯正装置がおすすめです。

当院のワイヤー矯正(表側矯正) について

小児矯正

口ゴボの治療法には小児矯正があります。

小児矯正とは、子供の顎の成長を促しながら歯を矯正する治療方法であり、1期治療と2期治療があります。

治療にかかる期間は、1期と2期を合わせて約4〜5年です。

そのため、子供の発達時期に矯正をおこなうことで、大人になってから矯正するより歯並びが良くなります。

当院の小児矯正について

まとめ

今回は、口ゴボと遺伝の関係性、子供の歯並びを守るための予防対策を解説してきました。

口ゴボは、子供に遺伝する可能性が高く、遺伝する割合は8割です。

残り2割は、普段の生活環境による要因が考えられます。

そして、子供の歯並びを守るためには、定期的な歯科検診や口ゴボにならないための良い生活習慣を確立させる必要があります。

子供が健やかに成長するために、口ゴボのような悪い歯並びは早めに治療し、改善させましょう。

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。