口ゴボの矯正期間は何年くらいかかる?1ヵ月でどれくらい動く?

「口ゴボを治す場合、どれくらいの期間が必要になるのか」疑問に思いますよね。

  • 「口ゴボの矯正期間って2年くらいかかるの?」
  • 「1ヵ月でどれくらい動くの?」
  • 「矯正治療にかかる時間の内訳を知りたい」

口ゴボの矯正期間は個人差がありますが、一般的に半年〜1年半程度かかります。

その後、保定期間があるため、一般的に治療が完璧に終了するのは2年〜3年程度かかります。

一般的に1ヶ月で0.3mm~0.5mm程度動くとされているため、約半年程度経過すると目に見えて効果を実感できるでしょう。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • 口ゴボの矯正期間
  • 歯列矯正は1ヵ月でどれくらい動く?
  • 矯正治療を効果的に進めるためのポイント

この記事は口ゴボの矯正期間や約1ヵ月でどのくらい歯が動くのか、治療を効率的に進めていくためのポイントについて解説しています。

口ゴボの矯正期間を短くして、早く改善したいという方はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

口ゴボの矯正期間

口ゴボの矯正期間をそれぞれの治療方法別に紹介します。

目安となる期間を頭の中に入れておくと歯科医師に相談する際に話が早いでしょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは歯の表側か裏側に矯正器具を装着して歯を動かしていく治療方法です。

一般的にワイヤー矯正は1年〜1年半程度、抜歯をして矯正をした場合は2年〜2年半程度の時間が必要になります。

抜歯をすると抜歯の炎症が治まるのを待ったり、歯を動かすためのスペースが大きくできてしまうので、治療の完成まで時間がかかってしまいます。

その後、歯の後戻りを防ぐために1年〜2年程度かかることも認識しておきましょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とはマウスピースを使用して治療を進めていく方法になります。

マウスピース矯正にかかる期間は、一般的に1年〜1年半程度です。

前提として、軽度の口ゴボでなければマウスピース治療がそもそもできません。

そのため、治療範囲が広いワイヤー矯正よりも治療期間が比較的短くなります。

その後、歯の後戻りを防ぐための保定期間が1年〜2年程度かかることもしっかり認識しておきましょう。

部分矯正

部分矯正とは前歯のみの部分的な歯列矯正をおこなう治療方法になります。

部分的な治療になるため、一般的に半年〜1年程度で治療が完結することが多いです。

ただし、保定期間は歯を動かした距離にかかわらず、1年〜2年程度かかる可能性があることを認識しておきましょう。

小児矯正(子供)

小児矯正とは成長期の子供向けの治療方法になります。

小児矯正はお子さんが何歳かによって治療フェーズが変わってくる治療方法で、一般的に1〜2年程度は治療に時間がかかるでしょう。

お子さんの歯がすべて永久歯に生え変わっている場合は治療期間が長くなりやすいです。

まだ永久歯に生え変わっていないタイミングで治療をすると期間が短くなるでしょう。

関連記事:口ゴボの原因は何?主な原因と改善方法を徹底解説

歯列矯正は1ヵ月でどれくらい動く?

歯列矯正は1ヵ月で0.3mm〜0.5mm動くとされています。

そのため、目に見える効果が表れるまでは最低でも3ヵ月〜6ヵ月程度は必要です。

ただし、個人差があることだけは把握しておいてください。

関連記事:歯列矯正は1か月でどれくらい動く?動きやすい人の特徴を紹介

矯正治療を効果的に進めるためのポイント

矯正治療を効果的に進めていくためのポイントは4つあります。

しっかりと自分ができる範囲のポイントをまずは見極めるようにしましょう。

自分に合った治療方法を選択する

矯正治療を効果的に進めるためには、まずは自分に合った治療方法をしっかりと選択するようにしましょう。

治療方法が自分に合っていないとどうしても治療期間が長引きやすいです。

具体的に自分に合った治療方法とは、「きちんと通院できるか」「装着時間を自己管理できるか」といったことを考慮して選ぶ必要があります。

自己管理能力が高くないのに取り外し可能なマウスピース矯正方法を選んではいけません。

歯科医師と相談しながら慎重に決定していきましょう。

虫歯や歯周病の予防を心がける

虫歯や歯周病の予防を心がけることも矯正治療を円滑に進めていくために重要になってきます。

歯列矯正期間中は、矯正器具が邪魔で歯が磨きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高くなりやすいです。

そのため、できるだけマウスウォッシュや歯磨きなどを重点的におこなうことが、治療期間にも影響してきます。

治療期間中に虫歯や歯周病になると、治療のために歯列矯正の治療を中断せざるを得なくなってしまいます。

装置の装着時間を守る

装着時間を守ることも矯正治療を進める上では非常に重要になります。

歯を動かすのは骨から少しづつ動かしていく治療になるので時間が必要です。

一日最低20時間は装着しなければ予定通りにはを動かせないでしょう。

装着時間を守れなさそうな人は、取り外しが自分ではできないワイヤー矯正を選ぶことによって強制的に歯を動かしていくと良いです。

リテーナーを適切に使用する

リテーナーを適切に使用することも治療を効果的にするためのポイントです。

リテーナーとは歯を綺麗に並べ終えた後に装着するもので、歯の後戻りを防ぐために使用します。

歯が綺麗に並んだからといって、リテーナーを不適切に使用していると歯が後戻りしてしまいます。

せっかく綺麗に並んだ歯並びが元通りになることも少なくないので、適切に使用しましょう。

まとめ

口ゴボの矯正期間は一般的に1年~1年半程度かかると認識しておきましょう。

そして、そのあとに歯の後戻りを防ぐ保定期間を踏まえると、約2年~3年程度の治療期間が必要になります。

ただし、今回紹介したように部分矯正や治療を効率化するためのポイントをしっかりと抑えれば治療期間は短くなるでしょう。

歯科医師ともしっかりとコミュニケーションを重ねながら、治療を少しでも早く終わらせるために紹介した方法をしっかりと理解しておくと良いです。

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平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。