歯列矯正の見た目が気になる大人におすすめの矯正方法

「歯列矯正時の見た目」が気になる大人の方が多いのではないでしょうか?歯列矯正の治療方法と考えると歯に装置を付けておこなうイメージが強いのではないでしょうか?

そのため、歯列矯正に対して以下のような悩みを持っている方が多いでしょう。

「歯列矯正中は歯に装置を付けるから目立つけど仕方ない」「矯正装置は少し目立ってしまうけど、歯並びを治療してしまえばずっと自信を持てるから我慢しよう」

しかし、最近の矯正装置は目立ちにくくて見た目が気にならない状態で治療を進められます。実際に多くの有名人が歯を矯正しながらテレビや雑誌といった仕事をこなしていました。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • ワイヤー矯正は見た目を気にする人が多い
  • 歯列矯正の見た目が気になる人におすすめな矯正方法
  • 歯列矯正で見た目を綺麗にするコツ

この記事では、見た目が気にならない歯列矯正の方法や、できるだけ矯正中であっても見た目を綺麗にするコツについて解説します。歯列矯正を見た目が気にならないように治療を受けたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

ワイヤー矯正は見た目を気にする人が多い


ワイヤー矯正は歯の表面に器具を付ける方法をイメージされる方が多いと思います。そのため、どうしても器具を装着すると周りの人からの目が気になるでしょう。

しかし、最近の技術であればワイヤーやプラケットを白くして歯に似せることができます。同じワイヤー矯正の中でも歯の裏側から矯正する裏側矯正であれば正面から器具が見えないので安心です。

歯列矯正の見た目が気になる人におすすめな矯正方法

歯列矯正の見た目が気になってしまう人におすすめの目立ちにくい矯正方法が3つあります。それぞれの矯正方法を見た目の目立ち具合、費用と期間、注意点に分けて解説するので、参考にしてください。

目立たないワイヤー、ブラケットによる矯正


一般的に歯列矯正と聞いてイメージするような歯の表面にワイヤーを装着する方法のことです。この方法であっても実は最近の技術により目立ちにくくなっています。

見た目

ワイヤーを表面に装着する方法は、ホワイトワイヤーや透明か白色のプラケットを装着することで、非常に目立ちにくくはなります。しかし、歯の表面に何か装着していることはわかるので、見ただけですぐに歯列矯正をしていると分かってしまう程度の目立ち具合です。

歯の表面に器具を装着する矯正方法は歯を大きく動かすことに長けているので、自身の歯を大きく動かす必要があると感じているなら表面の矯正方法を検討しましょう。

費用

費用は一般的な歯の表面に装着する矯正方法よりも平均20〜40万円ほど高く、約80〜120万円になります。ホワイトワイヤーを使ったり、目立ちにくいプラケットを使っていたりするためです。

イメージとして一般的な歯列矯正に追加で20万円ほど払うと目立ちにくくなると認識しておくと良いです。

期間

一般的に表面の歯列矯正は2〜3年ほどかかります。しかし、実際の治療期間は歯を動かす距離によって変わってくることが多いです。

そのため、どれほどの距離を動かす必要があり、どのくらいの期間がかかるのかを歯科医師に判断してもらいましょう。

注意点

ホワイトワイヤーは白く塗装をしているものもあり、治療中に塗装が剥げて本来の銀色が目立ってしまうケースがあります。

また塗装を施している分、通常の銀色のワイヤーよりもわずかに太くなってしまったり、通常の矯正よりも歯を押す力が弱くなるため、矯正期間がわずかに延びるケースも多いです。

他にも歯を綺麗に磨けていないとワイヤーの色と歯の色が異なってきて、目につきやすくなってしまいます。

裏側矯正


裏側矯正とは歯の裏側から矯正器具により矯正していく方法です。高い技術が求められるため対応できる医院が少なくなります。

しかし、目立ちにくさとワイヤーの強い力で歯を動かすためさまざまな症状に対応しやすいです。

見た目

裏側からのワイヤー矯正だと見た目はほとんど目立ちません。口を大きく開けているところを真上や下から覗き込むように見なければ基本的に見えることはないです。

普段と同じ見た目の印象を与えられると言っていいでしょう。

費用

裏側矯正は高い技術力を求められるため費用が高くなることが多いため、裏側矯正の費用相場は100万〜150万円ほど必要になります。

期間

裏側矯正は約3年近い治療期間が必要になります。表面矯正よりも加えられる圧力が弱く、治療期間が長引いてしまうからです。

しかし、表面矯正よりも圧倒的に目立ちにくいため治療期間か目立ちにくさをとるかを考えてみましょう。

注意点

裏側矯正は高い技術力が求められるため、対応可能な医師が少ないことが注意点です。また歯の裏側に矯正器具がついていることからワイヤーに舌が当たって、痛みが出てくることもあります。

非常に痛みがひどければ、途中から治療方法を切り替えてマウスピース矯正か表面矯正に変わることもあるので、認識しておきましょう。

マウスピース矯正


マウスピースによって歯を矯正する方法は何度もマウスピースを取り替えて、自身の歯並びを少しずつ変えていく方法になります。ワイヤー治療と異なり、着脱が簡単なので気軽にできる矯正方法として人気が高い方法です。

見た目

マウスピース矯正は透明なマウスピースを装着するため、矯正中であっても目立ちません。

またマウスピースを着脱することも可能なので、どうしても矯正していることを知られたくないときには外せます。状況によって使い分けられる点も評価が高いです。

費用

マウスピース矯正は使用するマウスピースのブランドによって大きく費用が変動しますが、シェア1位のインビザラインは80万〜120万円ほどの費用相場になります。

しかし、リモートで治療を受けられるOn my teethや矯正後の後戻りに重点を置いたアソアライナーであれば治療価格が50万円ほどで済んだりするケースも多いです。

豊富なプランがあるため、金額や治療期間や治療の綺麗さなど自身の優先したいものをしっかり決めておきましょう。

期間

マウスピース矯正は約1〜2年程度で治療が完了します。期間が短いのはそもそもマウスピース矯正自体が、歯を大きく動かす必要がないケースに使われるためです。

マウスピース矯正は歯周病や虫歯などのトラブルが発生してしまうと治療が長引いてしまうので、注意して普段からケアするようにしましょう。

注意点

マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも対応できる症例が少なくなってしまいます。

たとえば、抜歯をしてスペースを確保する必要がある事例や、歯を大きく動かす必要があったりするケースはマウスピース矯正では対応できません。重度の症状であればマウスピース矯正はできないことが多いです。

関連記事:歯列矯正を最短で完了できる期間は?早く終わる人のポイントも紹介

歯列矯正で見た目を綺麗にするコツ


歯列矯正中の見た目をより綺麗にするコツが3つあります。

努力すれば矯正中であっても自信をもって人に接することができるので、しっかり確認していきましょう。

各矯正方法を正しく理解する

歯列矯正はさまざまな方法が存在しており、そして多くの方法について正しく理解することが大切です。

表面矯正や裏側矯正、マウスピース矯正などの方法はそれぞれ費用面や期間、対応可能な症例が異なるため、個人に最も適した矯正方法を選ぶことが大切になります。そのためにも各矯正方法について正しく理解しておきましょう。

複数の歯科医院へ相談する

歯列矯正は最低でも1年はかかる治療なので、担当してくれる歯科医師との関係が大切になります。そのため、実績や口コミだけでなく、実際に多くの歯科医院を訪れて信頼を築けるドクターを判断する意識が大切です。

また他の歯科医院へ足を運ぶことで、費用相場や矯正後のイメージが固まるので最低でも3つほど歯科医院に足を運んでみましょう。

矯正治療を継続する

矯正治療を継続することも見た目を綺麗に保つことに大きな影響を及ぼします。歯列矯正は歯を長い時間をかけて移動させていく治療なため、継続しなければすぐに元の歯並びに戻ったりするので意味がありません。

また治療を継続していると口内環境や歯を綺麗にするケアを受けられたりするので、継続することが最も見た目を綺麗にする方法です。

まとめ

最近の歯列矯正は一昔前と異なり、矯正中であっても非常に目立ちにくくなっています。そのため、美容意識が高まっている現代で芸能人やインフルエンサーを始めとして歯列矯正を受ける方が増えています。

今回紹介した各矯正方法の費用、期間、注意点、見た目を参考にしながら優先順位を明確に決めて、歯科医師に相談しに行きましょう。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。