歯列矯正は小顔になる?顔が小さくなる人の特徴を紹介

「歯列矯正には小顔の効果もあるのか」という疑問を持っている方は少なくないのではないでしょうか?

実際、歯並びを良くして小顔になったという声も聞きます。

  • 「歯列矯正には小顔効果があるの?」
  • 「歯列矯正で小顔になりやすい人の特徴を知りたい」
  • 「歯列矯正はダイエットにつながるって本当?」

小顔効果以外にも、矯正器具を装着し続けることでダイエットに繋がる人がいます。

矯正器具を食事の際に取り外したり、食事のたびに歯のケアのために歯磨きをする面倒さから間食が減る人が多いためです。

歯列矯正は歯並びを整える治療なので、一般的に小顔効果とは関係がありません。

しかし、エラが張っている人や親知らずを抜歯して歯列矯正をするなど、条件を満たしていれば小顔効果が出るケースもあります。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • 歯列矯正に直接的な小顔効果は期待できない
  • 小顔効果が出る可能性がある歯列矯正
  • 歯列矯正で小顔効果が期待できる人の特徴
  • 歯列矯正中に食事量が減ることで小顔になることも

この記事は歯列矯正によって小顔の効果が出やすい人の特徴や歯列矯正とダイエットの関係について詳しく解説していきます。

歯列矯正によって顔の大きさにどのような効果があるのかを理由とともに知りたい人はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

歯列矯正に直接的な小顔効果は期待できない


歯列矯正に直接的な小顔効果は期待できません。

なぜなら歯列矯正は歯並びを整えたり、噛み合わせを整える治療であって、小顔効果を目的としている治療ではないからです。

実際に、歯列矯正治療の原因になりやすい噛み合わせの悪さは顔を歪ませてしまうものの、治療して正しい咬み合わせにしても小顔になるわけではありません。

ただし、人によっては歪んだ歯並びに適用する形で偏って筋肉がついているので、その場合は歯並びを治して正しい筋肉がつくと顔がすっきり見えることがあります。

歯列矯正によって小顔になったように見えることはあっても、小顔になるかどうかは骨格が関係しているケースが多いです。

小顔効果が出る可能性がある歯列矯正


小顔効果が直接的に期待できなくても、歯列矯正によって小顔効果が出る可能性がある場合があります。

具体的に以下の3つのケースだと小顔効果が期待できます。

歯並びを整える

エラが張っていたり、出っ歯、歯並びが極端に乱れている場合は歯列矯正で歯並びを整えると小顔効果が出るでしょう。

出っ歯であったり、歯並びが乱れている場合は歯列矯正で歯並びが正しい位置に戻るとフェイスラインや口元が綺麗に見えます。

エラが張っている場合も原因が咬筋という顎の外側の筋肉の発達による場合にのみ、歯列矯正で発達が抑えられ、小顔効果が現れやすいです。

自分がどの程度の出っ歯なのか、叢生なのか、エラが張っているのか、そして小顔効果が出るのかわからない方は歯科医院に相談しにいくといいでしょう。

噛み合わせを整える

元々歯並びが悪く、噛み合わせを整えることを目的として治療を開始する場合も小顔効果が出る可能性があります。

噛み合わせが悪いというのは、歯全体をバランスよく使って食べ物を噛めず、噛みやすいところをよく使ってものを噛んでいるという状況です。

このように偏りのある噛み方をしていると、フェイスラインが崩れていくのですが、歯列矯正で噛み合わせが整うと筋肉の発達が抑えられたり促されたりでバランスが整います。

結果として、噛み合わせを整えると顔の筋肉のバランスが適切につくので、小顔効果が出る人が居るでしょう。

親知らずなどの抜歯をする

親知らずを抜歯して、歯列矯正をおこなうと小顔効果が出る可能性があります。

一般的に抜歯、は歯列矯正で歯を動かすためのスペースを確保するためですが、親知らずを抜歯すると顔立ちがすっきりするケースが少なくありません。

特に骨格がはっきりとわかるような角ばったフェイスラインを持っている方には親知らずの抜歯は非常に効果的で、小顔に見えるでしょう。

関連記事:親知らずは歯列矯正に影響するのか?抜歯は必要?
関連記事:歯列矯正で抜歯を後悔する4つの理由|抜歯が必要なケースとは?

歯列矯正で小顔効果が期待できる人の特徴


歯列矯正で小顔効果が期待できるのは主に以下の3つの特徴を持つ人です。

自分が以下の特徴に当てはまっているのか、特徴を理解するところから確認していきましょう。

エラが張っている人

エラが張っている人は歯列矯正で小顔効果が望めるでしょう。

エラが張っている人の多くはバランスが悪い噛み合わせで鍛えられた咬筋の発達が原因です。

そのため、歯列矯正で正しい歯並びを手に入れると偏った咬筋の発達が抑えられたり、必要な場所の筋肉の発達が促されたりと正しく顔の筋肉が鍛えられます。

結果的に小顔効果が望めます。

その他にも、食いしばりや歯ぎしりといった噛み合わせが悪くなる原因も一度正しい噛み合わせを手に入れると防げるので小顔を長く持続できるでしょう。

頬骨が出ている人

頬骨が出ている人も歯列矯正によって小顔効果が期待できます。

特に歯列矯正で歯を動かすためのスペースを確保するために、抜歯する必要がある方は顔がすっきり見えるでしょう。

他にも歯並びの状態が良くない人ほど、正しく歯列を調整した際に顔がすっきり見えることがあります。

どの程度の頬骨の突出があれば、小顔効果が期待できるのか詳しく知りたい方は歯科医師に相談しに行きましょう。

顔がふっくらしている人

顔がふっくらしている人も歯列矯正によって小顔になる可能性があります。

特に顔を上下半分に分けた際に、下半分だけがふっくらしている、下ぶくれになっている人は歯列矯正の際に抜歯することでフェイスラインがすっきりするかもしれません。

抜歯することで、骨に対する負荷が減るので、結果的に顔が小さくなったように見えるでしょう。

歯列矯正中に食事量が減ることで小顔になることも


歯列矯正中は矯正装置の違和感や食べづらさから、食事量が減る人が多いです。

また食事後は虫歯の予防のために、必ず歯磨きをしなければならなかったり、歯の着色や歯に余計な負荷をかけないために食べるものに気を使う必要があります。

こういった注意点が余計な間食を防いだり、口に入れるものに気を付けることにつながり、結果的に食べづらいことも重なり、自然とダイエット効果が期待できるでしょう。

まとめ

歯列矯正は歯並びや噛み合わせを整える治療であるため、一般的に小顔効果とは関係がありません。

しかし、今回紹介したようなエラが張っている人や頬骨が出ている人、治療の目的が歯並びや噛み合わせが悪く、治したいという人であれば効果が出る可能性があります。

また歯列矯正は歯のケアが非常に重要なため、食後の歯磨きやなるべく固い食べ物、着色のある食べ物を避けたりする必要があることから自然にすっきりしていく方が多いです。

小顔になる可能性があるのか知りたい方や小顔の可能性が低くても歯並びを治したい方はまずは歯科医院に相談しに行くといいでしょう。

直接歯科医師に相談したり、診てもらうことでわかることの方が多いので、おすすめです。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。