口ゴボ改善にインビザラインは効果的?費用や治療期間を徹底解説

「口ゴボの改善方法」について気になっていませんか?

インビザラインで口ゴボを治したいけど、「インビザラインで口ゴボは治せるの?」

「インビザラインの費用や治療期間はどれくらいかかるのだろう…」など、インビザライン治療について知らない方も多いと思います。

口ゴボは、インビザラインで治療可能です。

しかし、歯の状態によってはインビザラインのみで治せない口ゴボがあります。

そこで、以下の内容について解説します。

  • 口ゴボの原因
  • インビザラインで口ゴボが改善できる場合
  • インビザラインで口ゴボの改善が難しい場合
  • インビザラインで口ゴボと治す場合の費用・期間・流れ
  • インビザライン以外の口ゴボの矯正方法

この記事を読むことで、インビザラインが口ゴボ改善に効果的なのかを理解できます。

「口ゴボをインビザラインで治したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

口ゴボとは?

口ゴボとは、横から見たときに、鼻と顎の先端を結んだ想像線上(Eライン)よりも、上唇と下唇が前方に突出している状態を言います。

口ゴボの原因

口ゴボになってしまう原因は主に4つです。

原因 原因内容
骨格 ・上顎が下顎よりも大きい
・下顎が上顎よりも大きい
・顎が非常に小さい
・顎関節症になった場合
歯並び ・開咬
・過蓋咬合
・反対咬合
・歯の欠損
遺伝 ・骨格
・歯並び
・歯の本数や大きさ
・咬合
・筋肉の特性
後天的な要因 ・口呼吸
・舌癖
・指しゃぶり
など

さまざまな原因で口ゴボになる可能性が考えられます。

関連記事:口ゴボの原因は何?主な原因と改善方法を徹底解説

インビザラインで口ゴボが改善できる場合

インビザラインで口ゴボを治せる場合は2通りです。

  • 骨格的な問題がない場合
  • 歯並びを整えるだけで口元が引っ込む場合

骨格的な問題がない場合

骨格的な問題がない場合は、インビザラインで口ゴボが改善できます。

たとえば、前歯の生えている角度が正常より前方に傾斜していたり、全体の歯並びが前方に突出していたりしている状態です。

口ゴボの詳しい状態は、歯科医院や歯科クリニックに行き、口腔内のレントゲンを取る必要があります。

そして、歯の向きで問題がある場合は、インビザラインで治る可能性があるでしょう。

歯並びを整えるだけで口元が引っ込む場合

歯並びを整えるだけで口元が引っ込む口ゴボは、インビザラインで改善できます。

インビザラインは、奥歯の方向に移動させる矯正治療が可能です。

口ゴボの原因である出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)などは、前方に出ている歯を奥歯の方向に移動させるだけで改善ができるでしょう。

インビザラインで口ゴボの改善が難しい場合

インビザラインで口ゴボの改善が難しい場合は、次の3通りあります。

  • 骨格的な問題がある場合
  • 唇や皮膚の厚みに問題がある場合
  • 顎の骨を切る必要がある場合

骨格的な問題がある場合

骨格的な問題がある場合は、インビザラインのみで口ゴボを改善するのは難しいでしょう。

骨格に問題がある場合とは、以下の4通りです。

  • 上顎が下顎よりも大きい
  • 下顎が上顎よりも大きい
  • 上下顎どちらとも大きい
  • 下顎が非常に小さい

遺伝による骨格的な問題が多いため、歯を抜いて矯正治療を進める必要があります。

そして、ワイヤー矯正治療とインビザライン治療と併用しながら、前歯を後方に下げて治しましょう。

唇や皮膚の厚みに問題がある場合

唇や皮膚の問題は、親の遺伝から受け継いでいる可能性が高いです。

そのため、インビザライン治療のみで改善するのは不可能です。

インビザライン治療と併用して、美容整形を検討する必要があります。

顎の骨を切る必要がある場合

以下のような骨格の方は、顎の骨を切る外科手術をおこなう可能性があります。

  • 上顎が下顎より非常に大きい
  • 下顎より上顎が非常に大きい
  • 上下顎どちらとも非常に大きい

生まれつき顎が大きい方や、顎が急速に成長した方に考えられます。

骨格に加え、歯並びの問題が原因で口ゴボになっているため、外科手術とインビザラインを併用して治す必要があるでしょう。

 

関連記事:歯列矯正で前歯のみ治療できる?費用や期間を紹介

 

インビザラインで口ゴボと治す場合の費用・期間・流れ

インビザラインで口ゴボを治す場合は、次の3つを把握しましょう。

  • 費用
  • 期間
  • 流れ

費用

インビザラインの費用は、患者の口ゴボの状態によって異なります。

矯正内容 基本的な費用
全体矯正 約80万~100万円
部分矯正 約30万~50万円

上記の費用と別に、抜歯をする場合は1本あたり約5,000~10,000円、外科手術をする場合は、約150万~200万円かかります。

また、歯科医院や歯科クリニックによって、毎月の通院時の料金や矯正治療の追加料金が発生する場合があります。

そして、一括で支払う負担を減らしたい方は、以下の支払い方法がおすすめです。

  • 医療費控除
  • デンタルローン
  • クレジットカード決済の分割払い

支払方法は、医院によって異なるため事前に確認しましょう。

期間

インビザラインの期間は、口ゴボの歯並びの状態や骨格の問題に関係します。

矯正内容 治療期間
全体矯正 約2年6ヶ月~3年
部分矯正 約6ヶ月~1年

抜歯や外科手術が必要な場合は、ダウンタイムがあるため、矯正の治療期間が長くなる可能性が高いです。

一方、部分矯正治療は、矯正する歯が数本であるため全体矯正治療より短い期間で済むでしょう。

関連記事:口ゴボの矯正期間は何年くらいかかる?1ヵ月でどれくらい動く?

流れ

インビザラインで口ゴボを治す場合は、以下のような流れでおこないます。

  • カウンセリング:歯並びの悩みや疑問、矯正治療の見積りを相談します。
  • 口腔内の精密検査や診断:口腔内の状態をレントゲンで撮影し、適切な矯正治療を判断。
  • 歯型取り:患者専用のインビザラインを作るために歯型を取ります。
  • 矯正治療開始:インビザラインを受け取り、医師から使用方法や注意事項を聞いて治療を始めます。
  • 定期受診:歯の移動状態を確認するために、約1ヵ月半~2ヶ月に1回通院。
  • 矯正治療終了:希望通りの歯並びになったら、治療は終了。
  • 保定装置を装着:後戻りを防ぐために保定装置を装着します。
  • 定期的なメンテナンス:矯正治療後、歯に問題がないか確認をするため、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けます。

矯正治療中に、少しでも違和感や口腔内に痛みを感じたら、そのまま放置せず、担当の医師に相談しましょう。

インビザライン以外の口ゴボの矯正方法

インビザライン以外で口ゴボを治す方法として、ワイヤー矯正治療があります。

ワイヤー矯正治療には、表側矯正装置(ラビアル矯正装置)と裏側矯正装置(リンガル矯正装置)があります。

メリット デメリット
ワイヤー矯正治療 ・さまざまな症例に対応できる
・インビザラインよりも治療が早い
・自己負担が少ない
・微調整がしやすい
・高頻度の通院が必要
・矯正装置が目立つ
(表側矯正装置のみ)
・歯磨きや食事がしにくい

インビザラインでの矯正治療が難しい場合は、ワイヤー矯正治療を検討してみてください。

まとめ

今回は、インビザラインと口ゴボについて解説してきました。

口ゴボは、インビザライン治療で改善できます。

しかし、骨格や唇、皮膚の厚みなどによる問題は、抜歯や外科手術などと併用して矯正治療をおこなわないといけません。

本記事を読んで、インビザラインが口ゴボ改善に効果的かを理解してから、インビザライン矯正の相談に行ってみてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

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