歯列矯正中におすすめの食べ物を8つ紹介

「歯列矯正におすすめの食べ物を知りたい」という方は多いのではないでしょうか?歯列矯正をしていると歯の着色を気にしたり、硬い食べ物を避けたりと気にすることが多いですよね。

実際に以下のように悩んでいるのではないでしょうか?

「歯列矯正中においしく食べられる食べ物や食べ方を知りたい」「歯列矯正中に絶対に避けたほうがいい食べ物も知りたい」

歯列矯正中でもおすすめの食べ物やおいしく食べるための方法はさまざまあります。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • 歯列矯正中におすすめの食べ物8選
  • 歯列矯正中におすすめできない食べ物
  • 歯列矯正中に食べ物を食べるときのコツ
  • 歯列矯正中におすすめのレシピ

この記事は歯列矯正中でもおいしく食べられる食べ物やおいしく食べるためのポイントやレシピについて解説します。歯列矯正で歯に気を使っているものの少しでもおいしく食べたいと思っている方はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

歯列矯正中におすすめの食べ物8選


歯列矯正中は歯に負担がかかりすぎない以下の8つの食べ物がおすすめです。

  • おかゆ
  • 柔らかいパン
  • 柔らかい麺類
  • 豆腐料理
  • 卵料理
  • ひき肉料理
  • 煮物
  • フルーツ

それぞれ解説していきます。

おかゆ

おかゆは柔らかい食べ物の代表格です。お湯の量やお米の量によって柔らかさを調節できる点がおすすめポイントです。

また梅干しやしらす、とろろや海苔などさまざまなトッピングが可能で、飽きにくい点も大きな強みになります。歯列矯正中であれば、主食としておかゆは欠かせないでしょう。

柔らかいパン

柔らかいパンも歯列矯正中であればおすすめです。パンも種類が豊富で食べていて飽きにくい特徴があり、硬いパンであってもスープに浸して食べるという選択肢もあることからおいしく食べやすいです。

ちぎって食べる方法もあることから歯にかかる負担を減らせます。

柔らかい麺類

歯列矯正中は柔らかい麺類も食べやすいでしょう。麺類であれば噛む必要が他の食材に比べて少ないので、食べやすいです。

ただし、そうめんのような細い麺であれば矯正器具に挟まる可能性が高いので、うどんやきしめんなど比較的太い麺を食べてみるよう意識してみましょう。

豆腐料理

豆腐も柔らかいので、歯列矯正中にはおすすめです。豆腐はひややっこや高野豆腐のような食べ方から中華料理やすき焼きなどバリエーションが多く、さまざまな料理に合わせられます。

簡単に調理できることからも歯列矯正中は常備していてもいいでしょう。

卵料理

目玉焼きや卵焼き、スクランブルエッグなどさまざまなバリエーションがある卵料理も柔らかく食べられます。歯列矯正中はどうしても大豆や小麦など炭水化物の方が柔らかく食べれる食べ物が多い中での貴重なたんぱく質ですので毎日食べてもいいでしょう。

栄養の面から見てもメリットが大きく、飽きさせないバリエーションの多さからもおすすめです。

ひき肉料理

ひき肉料理も歯列矯正中でもおいしく食べられるでしょう。ステーキやとんかつなどは噛み切る必要があるため、歯への負担が避けられませんが、ひき肉からつくるハンバーグであれば問題ありません。

自分で調理の際に水分量を調節することで柔らかさも調節でき、鶏団子やミートボールにしたりと幅が広いのでおすすめです。

煮物

歯列矯正中の大きな味方となるのが煮物です。しっかり煮ていれば、魚やお肉、野菜などのさまざまな料理が柔らかく崩れていくので噛む必要がありません。

偏りがちな栄養を、歯に負担をかけることなくバランスよく摂取できるようになるので、おすすめです。

フルーツ

矯正中であってもフルーツはオススメできる食べ物です。バナナやマンゴー、ミカンなどは柔らかく、そしてビタミンを取れることからも歯列矯正中には欠かせない食べ物でしょう。

さらにフルーツはゼリーやヨーグルトなどと合わせて食べるとさらにバリエーションが広がります。またわざわざ新鮮なフルーツを買わなくても缶詰のフルーツでも問題なくおいしく食べられることから日持ちしやすく使いやすいです。

歯列矯正中におすすめできない食べ物


歯列矯正中におすすめできない、避けたほうがいい食べ物は以下の4つです。

  • 硬い食べ物
  • 粘着性のある食べ物
  • 色の濃い食べ物
  • 歯に挟まりやすい食べ物

具体的な食べ物まで紹介するので、理解しておきましょう。

硬い食べ物

イカのするめやステーキ、せんべいなど噛み切るのに力が必要となる硬い食べ物は避けましょう。硬い食べ物を食べているとせっかく矯正をして揃い始めた歯が変形するリスクが増えるだけでなく、矯正器具も壊れてしまう可能性があります。

また矯正器具が壊れるまではいかずとも変形してしまうと口内を傷付けてしまうリスクも上がります。

粘着性のある食べ物

粘着性のある食べ物も矯正器具がべたついてしまうので避けたほうがいいでしょう。餅やキャラメル、ガム、団子などは矯正器具にくっつくだけでなく、歯にも粘着しやすいので歯磨きも大変になってきます。

粘着性の高い食べ物は磨いても取れずに歯や矯正器具に残ると不快感が常に続くのであらかじめ避けておく方がいいです。

色の濃い食べ物

色の濃い食べ物も避けましょう。カレーやデミグラスソース、スパゲッティーソースなど色の濃い食べ物は歯や矯正器具に着色しやすいです。

矯正器具が目立たないように透明の器具を選んでいても色の濃い食べ物によって着色してしまうとなかなか取れません。他にも紅茶やコーヒーなどの飲み物も着色しやすいので出来るだけ避けましょう。

歯に挟まりやすい食べ物

歯に挟まりやすい食べ物も矯正中は特に避けたほうがいいです。ナッツやえのき、とうもろこしや細切りのキャベツなどの食べ物は歯に挟まるだけでなく矯正器具にまで挟まってしまう可能性があります。

矯正器具に挟まって取れないでいるとそこから異臭や虫歯、歯周病の原因になるでしょう。出来るだけ食べるのを避けるか、細かく噛んで食べ終わった後はすぐに水で口を注ぐと良いです。

歯列矯正中に食べ物を食べるときのコツ


歯列矯正中に食べ物を食べるときには、以下の4つのコツを意識しましょう。

  • 小さくカットする
  • 硬い食べ物はしっかり煮込む
  • ジュースやスープにする
  • 少しずつ食べる

4つを意識するだけで歯周病や虫歯、口の異臭などあらゆるリスクを減らせるので、把握しておきましょう。

小さくカットする

歯列矯正中の食べ方として食べ物をできるだけ小さくカットする方法が効果的です。何度も噛む必要があるサイズだとどうしても歯にかかる負荷の回数も増えてしまいます。

何かの拍子に矯正が外れる可能性や謝った方向に力が加わることも有り得ます。そのため、小さくカットして噛む回数を減らすことを意識しましょう。

お箸やナイフ、フォークで小さくカットして食べると上品に見えるのでおすすめの食べ方です。

硬い食べ物はしっかり煮込む

煮込むという調理方法であれば硬い食べ物も難なく食べられます。野菜や魚など簡単に崩れてしまうくらいしっかり煮ていれば噛む必要がなくなるので、おすすめです。

硬い食べ物ほどじっくり煮て柔らかくするという意識を持ちましょう。

ジュースやスープにする

食べ物をジュースやスープにして全く咀嚼する必要をなくす方法もあります。矯正期間中は柔らかい食べ物を意識して食べるため、どうしても栄養が偏りがちです。

しかし牛乳や栄養ドリンク、食材を煮込んだり、ミキサーで細かくしてジュースやスープの形にすることでバランスよく栄養を取りながらおいしく食べられます。

少しずつ食べる

少しずつ食べていく方法も歯列矯正中に吹かなくおいしく食べるためのコツです。一度に大量の食べ物を口に入れると何度も噛む必要があるため、歯に負担がかかってしまいます。

一口を少なくしてゆっくり食べていきましょう。

歯列矯正中におすすめのレシピ


歯列矯正中であってもおいしく食べられるおすすめのレシピを紹介します。主に以下の3つで、簡単に作れるのでぜひ参考にしてください。

  • おかゆ
  • 豆腐料理
  • ひき肉料理

おかゆ

歯列矯正中におすすめなのはおかゆです。おかゆは主食であり、さらに水の量によって柔らかさを調節できるだけでなく、梅干しや塩、しらすやとろろなどさまざまな味を楽しめることからも万能の食べ物と言えるでしょう。

また温かい食べ物でもあるので、歯にかかる負担を限りなく減らせるのでおすすめです。

豆腐料理

豆腐料理も歯への負担が少ないだけでなく、さまざまなバリエーションがあるので飽きにくく歯列矯正中にはおすすめの料理になります。また豆腐は水分を多く含んでいる食材なので口内環境を清潔に保ちやすいので、歯列矯正中にはうってつけです。

他にも疲れて調理する元気がなくとも冷ややっことして手軽に食べれたりするので、冷蔵庫の中に常備しているといいでしょう。

ひき肉料理

ひき肉料理もハンバーグから鶏つくね、ミートボールや餃子などバリエーションが豊富で飽きにくいです。線維があるステーキやとんかつなどは噛み切る際に歯に負担がかかってしまいますが、ひき肉を使えばお箸やナイフで簡単に小さくカットできるので歯への負担も減らせます。

水分量を自分で調節しながら自身の矯正状況に合わせながら調理できるのもおすすめポイントです。

まとめ


歯列矯正中はどうしても歯への負担を意識するため、制限が多くなってしまいます。しかし、出来るだけ小さくしてから口に入れたり、じっくりと煮込んだり、ミキサーにしてスムージーにするなど一工夫するだけで負担をかけずにおいしく食べられるのです。

今回紹介したおすすめのレシピはすべてバリエーションが豊富で飽きにくいのでぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。