歯列矯正で顔の歪みは治る?顔の歪みの原因や問題点を解説

「歯列矯正で顔の歪みが治るのか」について気になっている方は多いのではないでしょうか?顔が歪んできているように感じて、何か対策を打ちたいと探していると歯列矯正にたどり着いた方は多いでしょう。

実際、歯列矯正で顔の歪みが治るということを知って以下のように思っていませんか?

「どうして歯並びを直すと顔の歪みが治るの?」
「顔が歪んだ原因って何?」
「顔の歪みって一度歪んでも治るの?
「歪みを放置すると問題になる?」

実際、歯列矯正によって歯並びや噛み合わせを直すと、顔の歪みは改善されてきます。しかし、普段から歪む原因を避けなくては状態の悪化を引き起こしかねません。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • 歯列矯正で顔の歪みは治る
  • 顔の歪みの原因
  • 顔の歪みによる問題点
  • 歯列矯正を行う歯科医院選びは慎重に行うべき

この記事では歯列矯正によって顔の歪みが治る理由や顔の歪みの原因、放置することの悪影響について解説します。

歯列矯正で顔の歪みを直したい方はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

歯列矯正で顔の歪みは治る


大抵の場合は歯列矯正で顔の歪みは治ります。ただし、顔の歪みの原因が歯並びや噛み合わせではなく、骨格の歪みによるものであれば直すのは難しいでしょう。

歯列矯正はあくまでも歯並びを綺麗に整える治療です。稀に歯並びを整えることで骨格まで元の位置に戻ることがありますが、一般的には骨格を変えるのは難しいです。

どこまで顔が変化するのか予測も難しいので、歯科医師に相談しに行くと良いでしょう。歯科医院に行くことで、歯列矯正の治療後の歯並びや顔の歪みがどうなっているのか、治療後のイメージを知ることができます。

顔の歪みの原因


顔が歪む原因は主に5つあります。顔の歪みを抑えるためにも、顔が歪んでしまう原因をしっかり抑えておきましょう。

不正咬合

顔が歪んでしまう原因として不正咬合が挙げられます。歯並びや噛み合わせが悪いと、口の周りの筋肉が低下してきたり、誤った方向に力がかかり続けたり、歪みを発生させてしまうでしょう。

不正咬合の悪化を防ぐためにも顎をついたり、頬をついたりする癖があるのであれば控えるようにすると良いです。

骨格に問題がある

顔が歪んでしまうのは骨格に問題があるケースもあります。骨格の歪みは遺伝による原因と頬杖を突いたりといった後天的な習慣による原因の2つがあります。

普段から骨格を歪ませてしまうような習慣だけは控えるようにしましょう。筋力が低下するケースにより骨格が歪むこともあるので表情筋を鍛えるようにすると骨格の歪みを抑えられる可能性があります。

噛み合わせに問題がある

噛み合わせに問題があると顔が歪み始める原因となります。なぜなら噛み合わせが悪いとどうしても歯に対して誤った方向に力が加わり続けてしまうからです。

さらに顔の筋肉も左右で差が生れてくるので顔が歪んで見えてしまうでしょう。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりといった癖があると顔が歪みやすくなります。癖によって頬骨からフェイスラインにかけて存在している咬筋が発達しすぎてしまうでしょう。

その他にも老廃物が溜まりやすく、むくみも起こりやすいので顔が大きくなり余計に歪みが目立ってしまうことがあります。

顔の歪みにつながる悪習慣がある

顔の歪みにつながる悪習慣も原因の1つです。具体的には歯ぎしりや食いしばり、横向きやうつ伏せで寝る癖などが当てはまります。

他にも脚を組む癖があったり、姿勢が悪いことも顔の歪みに関わってくるので、これらの習慣をまずは見直して、徹底して防ぐようにすると良いです。

顔の歪みによる問題点


顔の歪みを放っておくとさまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。具体的に以下の4つのトラブルを紹介します。

顔のバランスが崩れる

顔が歪み始めると当然ですが、顔のバランスが崩れてしまいます。具体的には、左右の口角の位置がずれたり、ほうれい線の深さが左右で異なったり、耳の高さも左右で異なったり、目の大きさも左右で異なったりといった問題が出てくるでしょう。

他にも左右でエラの張り具合も変わることもあります。こういったトラブルによって相手に与える顔の印象が悪くなってしまうので、早急にケアをしたほうがいいです。

顎関節症になる

顔の歪みにより、顎関節症になることもあります。実際、顎の骨格が歪んでいると左右で顎にかかる負荷が異なってくるので、顎が開きにくくなったり、顎に強い痛みを感じたりするでしょう。

顎の骨格がずれ始めると余計に負担がかかり始めるので、早急に対応することが大切です。

口呼吸になる

顔が歪むと口呼吸になってしまいます。具体的には顔が歪むと口周りの筋肉が弱くなり、常に口を開いた状態になりやすいです。

口呼吸になってしまうと口の中が乾燥しやすくなって、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。口臭もきつくなりやすいので、本来の鼻呼吸に戻すためにも顔の歪みを放っておかないほうがいいです。

口内炎の原因になる

顔が歪んでしまうと口内炎の原因にもなります。具体的に顔が歪み噛み合わせが悪くなることで、食べ物を噛むときに誤って舌や頬を噛んでしまうでしょう。

顔が歪んだことによって何度も同じ場所を誤って噛んでしまうと口内炎になってしまいます。日常の生活に不便を強いることになるので、何かしらの対策をおこなうべきでしょう。

歯列矯正を行う歯科医院選びは慎重に行うべき


歯列矯正をおこなうには歯科医院選びが非常に重要です。実際に歯列矯正は2年〜3年ほどの治療期間がかかったり、さらに保険適用外で100万円前後の費用がかかったりするので、歯科医院は慎重に選びましょう。

具体的に後悔しない歯科医院を選ぶためのポイントとしては口コミの数と質、また1人の医師が抱える患者数です。口コミの数と質は当然のこと、医師が抱える患者の数が多ければ質が落ちやすいので医師に対する患者の数も知れると良いでしょう。

またさまざまな歯科医院に直接足を運び、直接歯科医師に話をして確かめることが大切です。面倒ですが、妥協せずにしっかりと確かめるようにしましょう。

まとめ

骨格の歪み以外の歯並びや噛み合わせが原因の顔の歪みは、歯列矯正によって直すことができます。顔の歪みを放っておくと口臭がきつくなったり、顎関節症になったり、身体の節々の痛みを起こしたりするでしょう。

まずは歯科医院に足を運び、今の現状と共に治療をおこなう歯科医師を探してみるといいです。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。

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