口ゴボがひどい人の特徴とは?原因や治療方法を解説
口ゴボは顔を横から見たときに口元がせり出している状態のことで、横顔の印象をマイナスにするといわれています。
口ゴボでお悩みの方のなかには、「口ゴボが悪化した原因を知りたい」「口ゴボはどうやったら治るの?」とお思いの方も多いでしょう。
そこで、今回は以下の内容について解説します。
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この記事を読むことで、口ゴボを悪化させる原因となる行動を知り、自分に合った方法で口ゴボを改善することができるようになります。
口ゴボによるコンプレックスを解消したい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
口ゴボがひどい人の特徴
口ゴボがひどい人の特徴は次の4つです。
- 横顔のEラインが崩れている
- 口が閉じにくい・ぽかんと開いていることが多い
- 口を閉じるとあごに梅干し状のしわができる
- くちびるが厚く見える
それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。
横顔のEラインが崩れている
横顔の美しさをはかる指標のひとつとして、「Eライン」があります。
Eラインとは、横顔の鼻先とくちびるとあご先の3点をつないだラインのことです。
一般的に、Eラインが一直線になっている、もしくは鼻先とあご先を結んだ線よりくちびるが少し内側に入っている状態を「美しい横顔」といいます。
口ゴボがひどいと、常時口元が前に突き出してしまっている状態になるため、Eラインが崩れて横顔の印象がマイナスになってしまいます。
口が閉じにくい・ぽかんと開いていることが多い
歯が前に出ていることによる重度の口ゴボの方は、くちびるが歯を覆いきれないため、口が開いてしまいがちです。
意識すれば口を閉じられるケースと、意識しても口を閉じられないケースがあります。
無意識のうちに口がぽかんと開いてしまったり、意識して口を閉じても口元が膨らんだように見えたりするため、外見上のコンプレックスにもつながりやすいです。
口を閉じるとあごに梅干し状のしわができる
重度の口ゴボの場合、くちびるが歯を覆いきれず、無意識のうちに口が開いてしまいがちです。
意識して口を閉じようとすると、筋肉が緊張してあご(オトガイ部)に梅干しのようなしわが寄ってしまうことがあります。
くちびるが厚く見える
口ゴボがひどい場合、前歯の突出によってくちびるも押し出されます。
場合によってはくちびるの裏側までもが表にさらされた状態となるため、本来のくちびるよりも厚く見えることがあるのです。
なお歯や骨格に問題がなくても、重度の口ゴボに見える場合があります。
それは、くちびるや口元の皮膚が厚い、またはあごの皮膚や筋肉が薄い場合です。
口ゴボがひどくなる原因
口ゴボを悪化させる主な原因は、次の通りです。
- 骨格的要因
- 歯並びの問題
- 習慣的要因
それぞれ解説します。
骨格的要因
上下のあごのバランスや、歯の大きさに対してあごが小さい場合は、口ゴボがひどくなりやすいです。
遺伝性や先天性の骨格も影響していますが、あごの発達中の口呼吸や指しゃぶりなどがあごのアンバランスの原因となっているケースもあります。
歯並びの問題
上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)、そして上下の前歯が前に突き出している上下顎前突も、口ゴボを悪化させる原因です。
歯が前に突き出すように生えているために、口元がもこっと膨らんだように見えてしまうのです。
習慣的要因
次のような無意識の癖や習慣が口ゴボを悪化させているケースもあります。
- 口呼吸
- かたいものを食べない
- 下くちびるを噛む
- 前歯を舌で押す
- 爪を噛む
- 指しゃぶり
あごの成長期である小児期に上記のような癖をしていた場合、口ゴボがひどくなりやすいです。
成人後も、上記の癖が原因で口ゴボがさらに悪化するケースがあります。
ひどい口ゴボの治療方法
ひどい口ゴボの治療方法は、下記の3つです。
- 矯正治療
- 外科的治療
- 美容整形
それぞれの治療法についてみていきましょう。
矯正治療
歯並びや歯の生え方が原因で口ゴボになっている場合(歯槽性)は、まずマウスピースやワイヤーによる矯正治療が検討されます。
軽度の口ゴボならば、マウスピース矯正のみで改善できることも。
しかし、口ゴボがひどい場合は大きく歯を動かす必要があるため、ワイヤー矯正のみ、またはワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用して改善を目指します。
また、歯を動かすスペースを確保するために、健康な歯を削るIPR(ディスキング)や抜歯などの処置が行われることもあります。
なお、前歯だけなど気になる部分のみを矯正する「部分矯正」もありますが、重度の口ゴボには適していないことがほとんどです。
外科的治療
上下のあごの骨のアンバランスなどが原因の口ゴボの場合(骨格性)は、あごの骨の手術が検討されます。
主にあごの骨の一部を切除して、そのスペースに上下のあごを後退させる「セットバック」という手術が行われます。
また、外科的治療はワイヤー矯正などの歯列矯正と組み合わせて行われることがほとんどです。
美容整形
くちびるや口元の皮膚が厚い、またはあごの皮膚や筋肉が薄いことが原因で口ゴボになっている場合は、美容整形も検討されます。
鼻やあごにプロテーゼを入れて高さを出し、相対的に理想的なEラインに近づける方法です。
ただし、重度の口ゴボの場合、噛み合わせなどお口のトラブルが生じていることも。
見た目だけでなく、機能的な改善も目指したい方は、まずは歯科医院にご相談ください。
ひどい口ゴボを放置するリスク
口ゴボを放置していると、次のようなリスクが高まります。
- 見た目のコンプレックス
- 健康リスク
- 顎関節症
それぞれについて詳しく解説します。
見た目のコンプレックス
口ゴボは口元が「ゴボッ」と前に突き出していることから、そう呼ばれるようになったといわれています。
口ゴボは横顔のバランスを崩すだけでなく、口を閉じづらくさせるため、見た目の印象を大きく左右します。
口ゴボがコンプレックスの場合、鏡で自分の顔を見ることさえ苦痛に感じてしまうケースも。
このように、精神的にも悪影響を及ぼす口ゴボを放置していると、自信や社会性の喪失にもつながる恐れがあります。
健康リスク
口ゴボにより口が閉じづらいと、口腔内の乾燥(ドライマウス)につながります。
唾液の殺菌作用や自浄作用も十分に発揮されず、虫歯や歯周病、口臭の原因となる細菌が増殖しやすい環境に。
また、歯の表面が乾燥していると、歯のくすみや黄ばみにつながる可能性もあります。
さらに、噛み合わせの問題も生じている場合は、胃腸への負担が増加し、消化不良など全身的な不調をきたす可能性が高まります。
顎関節症
歯槽性の重度の口ゴボの場合は、噛み合わせの問題も併発していることがほとんどです。
噛み合わせが悪いと、咀嚼時に一部の歯や筋肉、そして顎関節に過剰な負荷がかかってしまう恐れがあります。
顎関節症のリスクを抑えるためには、根本的な口ゴボの治療が求められます。
まとめ
口ゴボは見た目上の問題だけではありません。
早期に改善しないと、全身の健康リスクにつながる恐れがあります。
本記事で口ゴボの原因や治療方法を把握したうえで、ぜひ一度お近くの歯科医院でご自身のお口の状態をチェックしてもらってください。
自分に合った治療方法で口ゴボを改善して、コンプレックスを解消しましょう。
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コラム監修者
- はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
- 岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。
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