歯列矯正で後悔する理由と後悔しないための対策

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歯列矯正は見た目の改善や噛み合わせの調整などにより、全身の健康維持に大きなメリットをもたらす治療です。

しかしその一方で、「想像していた仕上がりと違った」「予想よりも費用や期間がかかってしまった」など、後悔の声も少なくありません。

矯正には高額な費用と長い時間がかかるため、後悔はできる限り避けたいもの。

そこで、今回は以下の内容について解説します。

  • 歯列矯正で後悔する理由
  • 歯列矯正で後悔しないための対策

この記事で矯正でありがちな失敗を事前に知り、防止する方法を理解することで、納得のいく治療を進めるためのヒントを得られます。

矯正治療を検討している方は、ぜひご参考にしてください。

歯列矯正で後悔する理由

歯列矯正は見た目や機能面で大きな改善が期待できる治療ですが、治療中や治療後に後悔を感じる患者さまもいらっしゃいます。

ここからは治療中と治療後に分けて、実際に多い後悔の理由をご紹介します。

歯列矯正中に感じた後悔

矯正治療の最中には、矯正装置や生活習慣の変化により、次のような負担を感じやすくなります。

  • 食事がしにくくなった
  • 矯正治療の痛みが耐え難かった
  • 治療期間が予想以上に長引いた
  • 矯正装置の見た目が気になり、他人に見られるのが嫌だった
  • 治療中の負担が精神的に大きく、日常生活に支障をきたした
  • 抜歯された後、スペースが目立つようになった

それぞれについて、具体的にみていきましょう。

食事がしにくくなった

矯正中は、食事のしやすさが損なわれることがあります。

装置に食べ物が引っかかったり、噛みにくくなったりするためです。

とくにワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着質の食べ物は注意が必要です。

食事の楽しみが減ると感じる方も多く、矯正中の大きなストレスとなることもあります。

矯正治療の痛みが耐え難かった

矯正治療で歯が動く過程で、痛みをともなうことがあります。

歯に力を加えて移動させるため、とくに装置の調整後数日間は強い痛みを感じるケースも。

多くの場合、調整直後の痛みは数日間で軽減しますが、予想以上の痛みに後悔したという声も少なくありません。

治療期間が予想以上に長引いた

歯の動き方や生活習慣の影響などで計画どおりに進まず、予定よりも治療期間が長引くことがあります。

とくにマウスピースの装着時間の不足や、虫歯などお口のトラブルが生じた場合などに、治療が長引く傾向があります。

治療期間の延長は大きなストレスや不満につながるため、注意が必要です。

関連記事:歯列矯正で虫歯になりやすい理由と適切な予防方法を紹介

矯正装置の見た目が気になり、他人に見られるのが嫌だった

装置の見た目で後悔したという患者さまもいらっしゃいます。

とくに歯の表側に矯正装置を取りつけるワイヤー矯正は目立ちやすく、周囲の視線が気になったという声も少なくありません。

心理的負担につながりやすいため、人前で話す機会の多い方は表側矯正以外の矯正方法を検討することをおすすめします。

治療中の負担が精神的に大きく、日常生活に支障をきたした

今までご紹介してきた食事制限や痛み、見た目の変化などが積み重なり、精神的に疲弊してしまったという患者さまもいらっしゃいます。

生活全般に影響を及ぼすこともあるため、矯正中の精神的負担は決して軽視できません。

抜歯された後、スペースが目立つようになった

矯正治療では、歯をきれいに並べるスペースの確保のために抜歯を行うことがあります。

一時的ではありますが、抜歯後の隙間が気になったという声も少なくありません。

とくに笑ったときなどに目立ちやすく、抜歯自体を後悔したという患者さまもいらっしゃいます。

治療の進行とともに歯が移動して気にならなくなりますが、心理的な負担になりやすい点には注意しておきましょう。

歯列矯正後に感じた後悔

矯正治療が終わったあとにも、以下のような不満を抱くケースがあります。

  • 顔の形が変わって、老けた印象になった
  • 歯と歯の間に隙間(ブラックトライアングル)ができた
  • 期待していた仕上がりと違って、歯並びが完璧ではなかった
  • 歯の神経が死んでしまった
  • 治療後、後戻りして歯が元に戻った
  • 歯茎が下がったり、歯が長く見えるようになった
  • 費用が予想より高額になり、追加料金がかかった
  • 自分の顔や歯並びに対する満足度が低かった

ここからは治療後によくある後悔を詳しくみていきましょう。

顔の形が変わって、老けた印象になった

矯正治療後には、顔つきが変わることがあります。

歯の位置やあごの形が変化するため、印象が大きく変わって見えるのです。

なかには「小顔になったけれど、同時に老けた」と感じる患者さまもいらっしゃいます。

顔の変化はポジティブなものだけでなく、ネガティブなものもあることをおさえておきましょう。

歯と歯の間に隙間(ブラックトライアングル)ができた

矯正後に歯と歯、そして歯ぐきの間に「ブラックトライアングル」と呼ばれる隙間が出来ることがあります。

矯正によって歯ぐきの腫れが改善されたり、十分な歯槽骨がない部分に歯を並べたりすることによって起きる現象です。

とくに前歯のブラックトライアングルは目立ちやすく、笑ったときに気になると語る方もいます。

審美的な面での後悔につながりやすいため、注意が必要です。

期待していた仕上がりと違って、歯並びが完璧ではなかった

矯正後の仕上がりに満足できなかったという声も多く聞かれます。

歯の移動には限界があるため、必ずしも理想どおりになるとは限りません。

見た目上の多少の歪みや噛み合わせの違和感が残ることもあります。

このような理想と現実のギャップは、矯正を後悔する大きな原因となります。

歯の神経が死んでしまった

矯正の副作用で歯の神経が死んでしまうことがあります。

矯正治療で歯に強い力をかけることで、神経にまでダメージが及ぶ場合があるからです。

歯の神経が死んでしまった場合は、矯正治療後に「根管治療」と呼ばれる歯髄を取り除く処置を行います。

追加の治療が必要になるため、患者さまにとっては大きな負担となってしまいます。

治療後、後戻りして歯が元に戻った

矯正治療後、歯が再び動き、元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起きるケースがあります。

リテーナー(保定装置)を適切に装着しなかったり、加齢によって歯が動いてしまったりと原因はさまざまですが、せっかく整えた歯並びが崩れたと後悔する方も少なくありません。

矯正治療後は後戻りを防ぐためのアフターケアを徹底しましょう。

歯ぐきが下がったり、歯が長く見えるようになった

矯正によって歯ぐきが下がった、または歯が長くなったように感じられることもあります。

矯正で適切な位置に歯が並び、清掃性が高まったことによって歯ぐきの腫れが治まったために起こるケースもありますが、加齢による歯周組織の変化や歯周病などのお口のトラブルが影響している場合もあります。

歯肉退縮によって老けて見えると感じる患者さまも少なくないため、見た目の変化を気にされる方にとっては大きな問題となりえます。

費用が予想より高額になり、追加料金がかかった

治療費に関して後悔したという声もあります。

当初の見積もりに含まれていなかった追加費用が発生したり、装置の変更や治療の延長で数十万円余計にかかったりといったケースも。

費用については、カウンセリングなどを利用して明らかにしておくことが大切です。

自分の顔や歯並びに対する満足度が低かった

治療の成果に対して、満足できなかったという患者さまもいらっしゃいます。

とくに見た目のコンプレックスを解消するために矯正治療を受ける場合は、注意が必要です。

矯正治療の仕上がりイメージはある程度までは予想できますが、歯の移動には限界があり、見た目の変化が理想どおりではなく、コンプレックスが残ってしまうこともあります。

歯列矯正で後悔しないための対策

矯正治療での後悔を避けるためには、治療前・治療中・治療後のそれぞれで意識すべきポイントがあります。

ここでは、フェーズごとの具体的な対策を解説します。

治療前の対策

矯正治療を受ける前の対策は、以下のとおりです。

  • 治療前に十分な情報を集める
  • 複数の歯科医院で相談する
  • 信頼できる歯科医師を選ぶ
  • 治療計画を明確にする
  • 自分に合った矯正装置を選択する
  • 費用や期間について十分に把握する

治療を始める前にどれだけ入念な準備を行うかが、後悔を防ぐ大きなポイントです。

具体的な対策方法をみていきましょう。

治療前に十分な情報を集める

矯正に関する情報収集は欠かせません。

事前知識が不足していると、自分に最適な治療法を選べなかったり、万が一のトラブルに対応できなかったりする恐れがあります。

それぞれの矯正方法のメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、治療に臨むことが大切です。

また、SNSや口コミサイトなどを通じて、ほかの人の体験談を知ることも有益です。

鵜呑みにしたり、過度な不安を抱いたりする必要はありませんが、後悔を未然に防ぐヒントとなるでしょう。

複数の歯科医院で相談する

矯正治療を検討する場合は、必ず複数の歯科医院でカウンセリングを受けましょう。

歯科医院ごとに方針や費用が異なるため、比較することで自分に最適な歯科医院を納得したうえで選べるようになります。

たとえば、ある歯科医院では抜歯が必要と言われたケースでも、別の歯科医院では非抜歯で対応できることもあるのです。

必ず複数の選択肢を持ち、後悔を防ぎましょう。

信頼できる歯科医師を選ぶ

経験豊富な歯科医師のもとで、矯正治療を受けることも大切です。

矯正は高度な技術と知識、そして経験を要するため、歯科医師の力量によって仕上がりが大きく左右されます。

カウンセリングなどを通して、信頼できる歯科医師を選ぶことが成功への第一歩です。

また、担当の歯科医師が日本矯正歯科学会の認定医や専門医の資格を持っていれば、さらなる安心につながります。

治療計画を明確にする

矯正治療は歯科医師任せにするのではなく、患者さまもしっかり内容を理解しておく必要があります。

目的や治療期間、治療内容を把握しないまま進めると、後々ギャップを感じやすいためです。

歯科医師の説明をしっかりと聞き、不明点や疑問を明らかにして納得したうえで治療を始めましょう。

自分に合った矯正装置を選択する

矯正方法や装置は、ライフスタイルに合わせることが大切です。

装置の目立ちやすさや使い勝手の違いは、日常生活の満足度に直結します。

たとえば、人前に出る機会の多い方は、透明で目立たないインビザラインなどのマウスピース矯正や、裏側矯正を選ぶことで、周りに気づかれずに治療を進められます。

矯正中もなるべく快適な生活を送れるように、自分に合った装置を選びましょう。

費用や期間について十分に把握する

矯正治療にかかる現実的な費用と期間を理解しておくことも大切です。

後々の不満につながらないよう、あらかじめ追加料金や延長の可能性についても聞いておきましょう。

また、見逃されがちなのが保定にかかる費用です。

歯科医院によっては、リテーナー作製やアフターケアに別途費用がかかることがあります。

必ず保定まで含めて、費用と期間を把握しておきましょう。

治療中の対策

矯正中は、以下のような日常生活の工夫をすることで負担を軽減できます。

  • 治療中のケアを徹底する
  • 定期的なチェックを受ける
  • 矯正中の負担を軽減するための工夫をする

それぞれについて具体的に解説します。

治療中のケアを徹底する

矯正治療が始まったら、口腔内や装置の清潔を心がけましょう。

矯正中に虫歯や歯周病になると、そちらの治療が優先されます。

その分治療期間が延びてしまうため、治療をスムーズに進めるためにもオーラルケアは欠かせません。

ワイヤー矯正の場合は、専用の歯ブラシやフロスなどを活用しましょう。

マウスピース矯正の場合も、丁寧なケアを意識してください。

定期的なチェックを受ける

歯科医師の定期的なチェックは欠かさず受けるようにしましょう。

万が一矯正中に問題が起きたとしても、早期発見すれば治療計画どおりに進められることがほとんどです。

なお装置に不具合が起きた場合などは、口腔内の怪我につながる恐れがあるため、次の通院日を待たずに速やかに歯科医師へ相談することが大切です。

矯正中の負担を軽減するための工夫をする

矯正装置に合わせた工夫も、矯正中のストレス軽減につながります。

やわらかい食べ物を選んだり、装置と当たる部分にワックスを使用したりすることで、身体的だけでなく、精神的なダメージを防げます。

そのほか、気になる点があったら都度担当の歯科医師に相談しましょう。

矯正治療をスムーズに進めるためには、毎日の負担の軽減が不可欠です。

治療後の対策

矯正治療終了後も、次のようなアフターケアが欠かせません。

  • リテーナーをきちんと使用する
  • メンテナンスを定期的に行う
  • 治療後の顔や歯の変化に対して前向きに受け入れる
  • 治療後の注意点を守る

後悔しないためにも、上記のポイントをおさえておきましょう。

リテーナーをきちんと使用する

矯正治療が終了すると、「保定」に入ります。

矯正後の歯は動きやすく、すぐに後戻りするため、リテーナー(保定装置)を使用して歯の位置を安定させることが必要なのです。

使用を怠ると、歯並びが元に戻ってしまうため、必ず歯科医師の指示にしたがってリテーナーを装着しましょう。

メンテナンスを定期的に行う

治療後も定期的な歯科検診を続けましょう。

歯科検診では虫歯や歯周病だけでなく、歯並びや噛み合わせの変化についてもチェックしています。

トラブルを早期発見することで、再治療のリスクの軽減につながります。

美しい歯並びを長期間保つためにも、定期検診は欠かせません。

治療後の顔や歯の変化に対して前向きに受け入れる

矯正による変化を理解して、前向きにとらえることも大切です。

歯並びや顔の変化は、必ずしも理想どおりにはなりません。

たとえば、顔つきの変化に対して「老けた」と感じる方も、「大人っぽくなった」と感じる方もいらっしゃいます。

ご自身に起きた変化をポジティブに受け止めることで、「矯正を受けてよかった」と思えるようになるでしょう。

治療後の注意点を守る

歯科医師の指示にしたがって、矯正後も日常の注意点を守りましょう。

食生活や歯磨きの仕方によっては、歯が移動してしまったり、歯ぐきが下がってしまったりすることがあります。

生活習慣を意識して、後悔を防ぎましょう。

まとめ

歯列矯正は見た目と機能の両方を改善できる治療ですが、後悔の声も少なくありません。

後悔の原因はさまざまですが、事前の対策によって防げるものもあります。

この記事を参考に準備と対策を整え、後悔のない歯列矯正を受けましょう。

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平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。

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