歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴5選|動きやすくするコツとは

「歯列矯正で歯が動きやすい人ってどんな人だろうか」と気になった方がいるのではないでしょうか?歯列矯正は2年〜3年の時間がかかりますが、少しでも早く終わらせたいですよね。

治療を早く終わらせたいという方も多いのですが、早く終わらせるにあたって以下のような疑問を持っていませんか?

  • 「歯列矯正を早く終わらせるにはどうしたらいいの?」
  • 「そもそも早く終わらせられる人っているの?」
  • 「どうしてそもそも歯を動かすのって時間がかかるの?」
  • 「動かしにくい理由ってあるの?」

歯を早く動かせる人には共通している特徴があります。また歯をできるだけ早く動かす方法も存在していますが、逆に治療期間が長くなってしまう原因も存在しているのも事実です。

そこでこの記事では以下のトピックについて解説します。

  • 歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴5選
  • 歯列矯正で歯を動きやすくするコツ
  • 歯列矯正の治療期間が長くなる原因

この記事では歯列矯正の治療を早く終わらせるために、歯を早く動かすコツや歯が早く動く人の特徴、逆に治療期間が延びてしまう原因について解説します。歯列矯正の治療を少しでも早く終わらせたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴5選


歯列矯正で歯が動きやすい人には主に5つ特徴があります。どういった特徴があるかだけでなく、その特徴が自分に当てはまっているのかも確認しましょう。

歯並びの状態が良い

歯並びの状態が元からある程度整っている方は歯を動かしやすいでしょう。なぜなら元から歯並びが整っている分、抜歯をする必要がなく矯正のみで済むためです。

また歯並びが整っていると歯を大きく動かす必要もない可能性が高いので、結果的に短い時間で歯列矯正が完成します。

舌や口元に悪い癖がない

舌や口元に歯並びを悪くするような習慣や癖がない人も歯を動かしやすいです。
主に以下のような行動が歯並びを悪くする癖なので注意しましょう。

  • 日常的に頬杖を突く
  • 舌で前歯を押す
  • 歯軋りをする

また歯を綺麗に並べた後もこういった悪い癖がないだけで再度歯並びが崩れる心配もないので、悪癖は改善しておいた方がいいです。

新陳代謝が高い

新陳代謝が高い方も歯を動かしやすい傾向があります。歯を動かすには歯を支えている骨の代謝が深く関係しているので、新陳代謝が高い人は基本的に矯正治療によって歯が動きやすいです。

もちろん、適切な睡眠、食事、運動などによって新陳代謝は向上するので意識的に取り入れてみましょう。

年齢が若い(成長期の子供)

年齢が若い人や成長期の子供なども歯を比較的動かしやすいです。年齢が若いと、代謝が優れているので歯を動かしやすいのです。

成長期の子供の場合、顎や歯の骨が成長期で柔らかく、変化しているので、さらに歯が簡単に動きます。ただし、歯が動きやすいというのは頬杖を突いたり、舌で歯を押したりという悪影響も受ける可能性が高いので注意しましょう。

関連記事:20代の歯列矯正は遅い?歯の矯正を成功させるコツを紹介

医師からの指示を守れている

医師からの指示をしっかり守れている人も歯を動かしやすく治療が早く終わりやすいです。歯列矯正は1年以上の長期間治療する必要があるので、虫歯や歯周病、矯正器具の破損といったトラブルも起こります。

そういったトラブルを未然に防ぐためにも医師からの日々の生活習慣や定期的に通院するなどの指示をしっかり守りましょう。

歯列矯正で歯を動きやすくするコツ


歯列矯正で歯を動きやすくするには主に以下の4つのコツが存在しています。以下の努力をすれば歯を動かしやすくなるので、動きやすい人に当てはまらなかった方は、まず動かすためのコツを知りましょう。

定期的に検診に行く

定期的に検診にいくとやはり歯を動かしやすくなります。どうしても長期的な治療になるので、歯列矯正の治療を中断して先に対処しなくてはならない虫歯や歯周病、矯正器具の破損や治療の進捗が悪いなどのトラブルが出てくるでしょう。

こういったリスクを事前にケアしたり、トラブルが起こった際にすぐに対応するためにも定期的に検診に行く方は結果的に歯を動かしやすいです。

新陳代謝を上げる

歯を動かすには歯を支える骨の代謝が深く関わっているため、新陳代謝を高めることは歯を動かしやすくします。具体的には以下のような行動が新陳代謝を高めるでしょう。

  • 適切な睡眠時間を確保する
  • 栄養バランスの取れた食事を心がけること
  • 適切な運動習慣を手に入れること
  • できるだけ決まった時間に「寝る」「食事をする」「運動する」こと

こういった習慣を継続していくことで徐々に新陳代謝があがっていくので、無理なく継続できる範囲でまずはおこなうと良いでしょう。

舌癖や口周りの悪い癖を改善する

舌癖や口周りの悪い癖をしっかり改善できると歯が動きやすくなります。具体的には以下のような癖があると注意が必要です。

  • 舌で前歯を押す癖
  • 無意識に頬杖をついてしまう癖
  • 硬いものを食べたり、強い力でものを噛んだりする癖
  • 歯軋りを起こす癖

こういった行動は意識すれば徐々にですが、改善できるので、焦らず1つづつ改善していきましょう。

治療期間短縮につながる装置を使う

歯列矯正器具とは別で治療期間短縮につながる装置を使うと治療期間が当然早くなります。主に治療期間を短縮する装置として以下の2つがあるので、まずは装置のことを知ってから歯科医師に相談しに行きましょう。

加速矯正補助装置(オルソパルス)

加速矯正補助装置(オルソパルス)という歯列に合わせて装着して光(波長850nmの近赤外線)を照射する装置を使うと治療期間が短縮されます。

加速矯正補助装置が発する光が歯を動かすための骨代謝を活発にしてくれます。マウスピース矯正に対して有効な装置で、通常10日〜14日程度で新しいマウスピースを歯を動かすたびに交換するのですが、加速矯正装置を使うと4日〜5日で交換可能です。

セルフライゲーションプラケット

セルフライゲーションプラケットとはこれまでのワイヤー矯正治療のデメリットや期間を改善した装置で、最も効率的にワイヤー矯正治療ができます。これまでのワイヤー矯正はワイヤーと歯に装着するプラケットをゴムや細いワイヤーで繋ぎとめていたのですが、摩擦が生じやすく歯を動かす効率が良くありませんでした。

しかし、セルフライゲーションプラケットはシャッター構造になっており、ワイヤーとプラケットを繋ぐための細いワイヤーやゴムなどが必要なくなりました。そのため、従来のワイヤー矯正期間よりも目安として2割程度の期間が短縮できるでしょう。

関連記事:歯列矯正を最短で完了できる期間は?早く終わる人のポイントも紹介

歯列矯正の治療期間が長くなる原因


歯列矯正の治療期間が長くなる原因は主に以下の5つが考えられます。歯列矯正を終わらせるためにも長くなってしまう原因をまずは理解するところから始めましょう。

矯正中に虫歯や歯周病になってしまう

歯列矯正中に虫歯や歯周病になってしまうとどうしても矯正期間が長期化してしまいます。虫歯や歯周病は放っておくと歯がなくなってしまったり歯茎が溶けたりと、悪影響を及ぼすため、歯列矯正を中断せざるを得ないです。

そのため、歯列矯正中に虫歯や歯周病など先に対処せざるを得ない問題に注意しましょう。

咬合力が強い

咬合力という噛む力が強いと歯列矯正が長引きやすいです。具体的に集中している時や食事している時、寝ている時に歯を強く噛み締める癖があると矯正で歯に掛けている力を相殺してしまいます。

そのため、歯列を綺麗に揃えるのに時間がかかってしまうでしょう。

アンキローシス(骨性癒着)を起こしている

アンキローシスとは歯の根っこと歯を支える骨の間にある歯根膜というクッションのような組織が溶けてしまい、直接歯と骨が繋がってしまう症状のことです。そして、この症状を起こすと歯を動かすのが非常に大変になるので、矯正期間が延びてしまいます。

アンキローシスの原因

アンキローシスの原因は未だに明確には明らかになっていませんが、歯根膜を損傷する原因として歯が抜けたりといったちょっとした外傷が挙げられます。

また子供の時に乳歯をぶつけたりすることによっても、後々アンキローシスになるケースもみられるので注意が必要です。ただし、アンキローシスは発生する確率が0.2%なので、注意は必要ですが、認識する程度で問題ないでしょう。

アンキローシスが起きている場合の対処方法

アンキローシスが起きている場合、まずは歯に矯正の力を加えることでアンキローシスを起こしていない部分を探すところから始めます。

すべての歯がアンキローシスを起こしているわけではなく、歯根膜が残っている部分がある状態だとアンキローシスを起こした部分さえ外れれば歯が動く可能性が高いです。どうしてもアンキローシスの部分が動かせない場合は、繋がってしまった歯の骨を脱臼させることによって歯をグラグラの状態にしてから歯を動かします。

矯正器具の装着時間が短い

矯正器具の装着時間が規定の時間よりも短い場合は当然治療期間が長くなります。歯を動かすには1日22時間以上、1年以上は矯正器具を装着しなくてはなりません。

少しでも矯正器具が装着時間に足りていないと、次の治療計画にも影響を及ぼすだけでなく歯にも負担になりやすいので注意が必要です。

歯科医師のスキル不足

歯科医師のスキルが不足している場合も治療期間が伸びやすいでしょう。歯列矯正は長期的に細かく設計した歯を動かす計画を実行していく難しい治療なので、歯科医師の技量によって治療の終わる速度や満足度が変わってきます。

そのため、できるだけ豊富な技術や経験を持った信頼のできる歯科医院を選ぶようにしましょう。

まとめ

歯列矯正で歯が動きやすい人は新陳代謝が高かったり、年齢が若かったり、口元の悪い癖がないといった特徴がある人です。動かしやすい人の特徴に当てはまっていなくても定期的に検診に行ったり、生活習慣を整えて代謝を高めたりと歯を動かしやすくするコツがあるので実践してみましょう。

その他にも歯が動きにくくなるような注意点も含めて、認識しておくと治療がスムーズに進むので、この記事を参考にすると良いです。

歯列矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください!

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。

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