歯列矯正はやめたほうがといわれる理由や後悔しないためのポイントを解説

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歯列矯正を検討し始めたものの、ネット検索で「歯列矯正 やめたほうがいい」「後悔」といったネガティブな言葉を目にして、不安になっていませんか?

決して安くない費用と長い期間をかけるからこそ、失敗は絶対に避けたいものです。しかし、「痛みが辛すぎる」「顔つきが変わってしまった」といった他人の失敗談ばかりが気になり、自分にとって本当に必要な治療なのかどうか、判断ができなくなってしまっている方も多いです。

歯列矯正はやめたほうがいいと言われるのには、明確な理由やパターンがあります。しかし、それらの多くは「事前のシミュレーション不足」や「医師とのコミュニケーション不足」などが原因であり、正しい知識を持って対策すれば十分に回避できるものばかりです。

本記事では、なぜ歯列矯正はやめたほうがいいと言われるのか、その理由と歯列矯正をやめたほうがいいケース・したほうがいいケースを解説します。

歯列矯正のメリット・デメリットや歯列矯正で失敗・後悔しないためのポイントもご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

歯列矯正はやめたほうがいい?

歯列矯正はやめたほうがいいわけではありませんが、リスクを理解せずに始めると後悔する場合があるため注意が必要です。

Webサイト上では、想像以上の痛みや高額な費用、期待通りにならなかった失敗談をもとに、否定的な意見が見られます。しかし、これらは事前の検査不足や医師との認識ズレが原因であるケースがほとんどです。

ご自身にとってのメリットとリスクを天秤にかけ、納得したうえで始めれば、歯列矯正はコンプレックスを解消する有効な手段になります。

歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由

歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由は、以下の7つです。

  • ブラックトライアングルができるリスクがある
  • 歯根吸収が起こる場合がある
  • 想定以上に高額な費用と治療期間が必要になる場合がある
  • 装置による痛みや違和感、見た目がストレスになる
  • 虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 治療後に歯がもとの位置に戻ろうとする後戻りが起きる
  • 「頬がこけた」「老けた」など顔つきの変化に後悔する

1つずつ見ていきましょう。

ブラックトライアングルができるリスクがある

歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由は、歯と歯の間の歯茎が下がり、黒い三角形のような隙間ができるブラックトライアングルが発生するリスクがあるためです。

ブラックトライアングルは、重なり合っていた歯がきれいに並んだ結果、引き締まった歯茎が隙間を埋めきれずに起こる現象です。食べ物が詰まりやすくなったり、見た目がすきっ歯のように見えて老けた印象を与えたりします。

審美的な改善を求めて矯正をしたはずが、新たな見た目の悩みを抱えるケースがあるため、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる場合があるのです。

関連記事:歯列矯正ですきっ歯になる原因と対処方法を解説

歯根吸収が起こる場合がある

歯を動かす力が強すぎたり治療期間が長引いたりすると、歯の根っこが溶けて短くなる歯根吸収が起こるリスクも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由の1つです。

矯正治療は骨の代謝を利用して歯を移動させますが、その過程で歯根に過度な負担がかかると、自分の体が根を異物として吸収するのが、歯根吸収を引き起こす原因です。

重度になると歯がグラグラと揺れ始め、最悪の場合は将来的に歯が抜け落ちるリスクがあるため、定期メンテナンスでの確認が欠かせません。

想定以上に高額な費用と治療期間が必要になる場合がある

最初の計画よりも治療が長引いたり、追加の処置が必要になったりして、トータルの費用や期間が想定を超えるケースも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。

歯の動きには個人差があるため、シミュレーション通りに動かないことや、装置の破損などでタイムロスが生じる場面も珍しくありません。

調整料がその都度かかる料金体系のクリニックでは、期間が延びるほど支払い総額も膨らみ、経済的な負担がかかるのが、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。

装置による痛みや違和感、見た目がストレスになる

矯正装置を装着することで生じる持続的な痛みや、口元の見た目が変わるストレスに耐えられず、治療を後悔する人がいるのも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。とくにワイヤー調整後の数日間は、食事もできないほどの鈍痛に襲われるほか、器具が粘膜に当たって口内炎ができます。

また、笑ったときに金属が見えるのが気になって、精神的な負担が日常生活の質を下げてしまう点が、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる要因の1つです。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

複雑な矯正装置が口腔内に入ると、歯磨きがしづらくなり、磨き残しから虫歯や歯周病になるリスクが上がるのも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。

ワイヤーやブラケットの周りには食べカスが詰まりやすく、どんなに丁寧に磨いてもプラークを完全に落とすのは困難です。せっかく歯並びをきれいにしても、虫歯や歯周病は治療期間の長期化にもつながります。

矯正装置による磨き残しの発生により、虫歯や歯周病のリスクが歯列矯正中は高くなるため、歯列矯正はやめたほうがいいと言われるのです。

関連記事:歯列矯正で虫歯になりやすい理由と適切な予防方法を紹介

治療後に歯がもとの位置に戻ろうとする後戻りが起きる

矯正装置を外したあと、保定装置(リテーナー)の装着を怠ると、歯がもとの位置に戻ろうとする後戻りが発生するのも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。移動したばかりの歯は骨のなかでまだ安定しておらず、少しの油断でガタつきが再発します。

高い費用と長い時間をかけて手に入れた歯並びが崩れると、再治療にはまた費用がかかるため、矯正中や保定期間中に続くメンテナンスの煩わしさを苦痛に感じる人も少なくありません。

「頬がこけた」「老けた」など顔つきの変化に後悔する

抜歯をして歯を大きく移動させた場合や、噛み合わせの変化により、頬がこけて老けた顔つきになるリスクがあるのも、歯列矯正はやめたほうがいいと言われる理由です。これは、歯列のアーチが小さくなって口元の張りが失われたり、治療中の痛みで硬いものを噛まなくなり表情筋が衰えたりするのが主な原因です。

歯並び自体はきれいになっても、顔全体のバランスが変わり、健康的だった以前の表情のほうが良かったと深く後悔するケースがあるため、歯列矯正はやめたほうがいいと言われるのです。

関連記事:歯列矯正で老け顔になる?原因・対処法・対策を紹介

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歯列矯正をやめたほうがいいケース・したほうがいいケース

以下で、歯列矯正をやめたほうがいいケース・したほうがいいケースをご紹介します。

歯列矯正をやめたほうがいいケース

歯列矯正をやめたほうがいいケースは、以下の4つです。

  • 重度の歯周病で歯を支える骨が減少している
  • 歯の根が極端に短く治療で抜けるリスクがある
  • 転勤や留学などで定期的な通院が続けられない
  • 医師の指示を守る自信がない

1つずつ見ていきましょう。

重度の歯周病で歯を支える骨が減少している

重度の歯周病にかかっていて、歯を支える顎骨が溶けている人は、矯正治療よりも歯周病の治療が最優先です。歯列矯正は骨の代謝を利用して歯を動かす仕組みですが、土台となる骨が弱っている状態で力をかけると、歯がグラグラになり最終的に抜け落ちる危険性があります。

まずは歯周病を完治させて、健康な歯茎と骨を取り戻してから矯正を検討するのが、将来の歯を守るための正しい順序です。

歯の根が極端に短く治療で抜けるリスクがある

生まれつき歯の根っこが短い場合や、過去の矯正などで根が短くなっている人は、歯列矯正によって歯が維持できなくなるリスクがあります。歯列矯正には、副作用として歯根吸収が少なからず伴うため、もともと短い根にさらに負担がかかると、歯を支えきれなくなり、最悪の場合は抜歯が必要です。

事前のレントゲン検査で根の状態を詳しく調べてもらい、歯列矯正が可能かどうか確認してもらいましょう。

転勤や留学などで定期的な通院が続けられない

近い将来に転勤や留学の予定があり、1カ月に一度の定期的な通院が困難になる人は、生活が落ち着くまで歯列矯正の開始を待つのが安全です。

矯正装置は一度つけたら終わりではなく、定期的に調整をおこなわないと歯が計画通りに動きません。通院が途切れると治療期間が延びるだけでなく、虫歯や歯周病などのトラブルに気づくのが遅れる原因にもなります。

転居先での転院手続きには追加費用がかかる場合も多いため注意しましょう。

関連記事:歯列矯正を途中でやめる前に知っておくべきリスクと影響

医師の指示を守る自信がない

マウスピースの装着時間やゴムかけなど、医師から指示された約束事を守る自信がない場合は、思うような効果が得られないため歯列矯正をおすすめできません。とくにマウスピース矯正は、1日20時間以上の装着を自己管理する必要があり、サボると歯が動かず費用が無駄になります。

また、丁寧な歯磨きができないと虫歯だらけになるリスクもあるため、自己管理が難しい方は歯列矯正を慎重に検討する必要があります。

関連記事:歯列矯正のゴムかけの効果とは?メリットやデメリットを紹介

歯列矯正をしたほうがいいケース

歯列矯正をしたほうがいいケースは、以下の3つです、

  • 噛み合わせが悪く食事や発音に支障が出ている
  • 歯並びの悪さが原因で虫歯や歯周病を繰り返している
  • 見た目のコンプレックスを解消し自分に自信を持ちたい

1つずつご紹介します。

噛み合わせが悪く食事や発音に支障が出ている

噛み合わせが悪いために食事がうまく噛めなかったり、発音が不明瞭だったりする場合は、機能回復のために歯列矯正が必要です。 

前歯で麺類が噛み切れなかったり、奥歯ですり潰せなかったりすると、消化器官に負担をかけて全身の不調につながりかねません。また、歯の隙間から空気が漏れて言葉が聞き取りにくい状態は、コミュニケーションの妨げになります。 

正しく噛める状態を作ると、毎日の食事や会話をストレスなく楽しめるようになります。

歯並びの悪さが原因で虫歯や歯周病を繰り返している

歯並びが悪く、どんなに磨いても虫歯や歯周病を繰り返す人は、歯の寿命を延ばすために矯正をおこなうのがおすすめです。 

歯が複雑に重なり合っていると、歯ブラシの毛先が奥まで届かず、細菌の塊であるプラークが溜まり続けます。 そのまま放置すると、年齢を重ねたときに歯を失うリスクが高くなるため、 歯並びを整えて掃除がしやすい環境を作り、お口のトラブルを根本から防ぎましょう。

見た目のコンプレックスを解消し自分に自信を持ちたい

口元の見た目に強いコンプレックスがあり、人前で笑うのをためらう場合は、精神的な健康を取り戻すために歯列矯正は有効な手段です。 

なかには歯並びが気になって写真に写るのを避けたり、手で口を隠して話したりするのはストレスな方もいるのでしょうか。 きれいな歯並びを手に入れると、長年の悩みから解放され、自分に自信を持って仕事やプライベートを楽しめるようになります。

歯並びの見た目がコンプレックスの方は、精神的な負荷を取り除くためにも歯列矯正がおすすめです。

関連記事:歯科矯正をしたほうがいい人を紹介!矯正が必要な人とは?

やめたほうがいい?歯列矯正をするメリット・デメリット

以下では、歯列矯正をするメリット・デメリットを解説します。

歯列矯正をするメリット

歯列矯正をするメリットは、以下の3つです。

  • 見た目のコンプレックスが解消され、自分に自信が持てる
  • 歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防になる
  • 噛み合わせが整い、食事や発音がスムーズになる

1つずつご紹介します。

見た目のコンプレックスが解消され、自分に自信が持てる

歯列矯正によって歯並びがきれいになると、長年のコンプレックスから解放され、人前でも堂々と笑えるようになります。口元を手で隠す癖や、写真に写るのを避ける消極的な気持ちがなくなり、性格まで明るくポジティブに変わる方も少なくありません。

見た目の印象がアップするのはもちろんですが、自分自身を好きになれるという精神的な変化が、歯列矯正をおこなうメリットです。

歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防になる

歯の重なりがなくなると、歯ブラシがすみずみまで届きやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクを減らせます。ガタガタした歯並びだと、どれだけ丁寧に磨いても汚れが溜まる箇所ができてしまい、虫歯や歯周病のリスクを高めます。

歯列矯正によって清掃しやすい環境を整えるのは、将来的に歯を失う原因を根本から断ち切るのにつながり、結果としてお口の健康寿命を延ばすのに役立つのです。

噛み合わせが整い、食事や発音がスムーズになる

上下の歯が正しく噛み合うようになると、食べ物を効率よく噛み砕けるようになり、胃腸への負担が軽減されます。

噛み合わせが悪いと、特定の歯に負担がかかったり、隙間から息が漏れて言葉が聞き取りにくくなったりする問題が起きやすいです。歯列矯正でこれらの機能的な問題を解決すると、食事をより美味しく楽しめるだけでなく、仕事や日常会話でのコミュニケーションも円滑におこなえます。

歯列矯正をするデメリット

歯列矯正をするデメリットは、以下の3つです。

  • 装置による痛み・違和感・口内炎のリスクがある
  • 治療期間が長く高額な費用がかかる
  • 歯肉退縮や歯根吸収などのリスクがある

1つずつご紹介します。

装置による痛み・違和感・口内炎のリスクがある

歯列矯正を始めると、装置が口腔内の粘膜に当たって口内炎ができたり、歯が動く際の鈍い痛みを感じたりするリスクがあります。

とくにワイヤー矯正の場合、調整直後の数日間は痛みで硬いものが噛めなくなる方も少なくありません。また、装置の厚みで口が閉じにくくなったり、サ行やタ行などの発音がしづらくなったりする違和感も生じます。

これらの不快感は時間の経過とともに慣れていきますが、治療初期にはある程度の忍耐力が必要です。

関連記事:歯列矯正中に口内炎ができる理由と対処法・予防法を紹介

治療期間が長く高額な費用がかかる

歯列矯正は完了までに約2年から3年という長い期間を要し、費用も総額で80万円から100万円以上かかります。審美目的の歯列矯正には健康保険が適用されず、全額が自己負担となる自由診療になるのが、費用が高額になる理由です。

また、装置を外したあとも後戻りを防ぐための保定装置をつける期間が必要となり、トータルで見ると4年から5年の長期間にわたります。

結婚式や転勤などのライフイベントと重なると通院が負担になるため、計画的なスケジュールと資金の準備が必要です。

歯肉退縮や歯根吸収などのリスクがある

無理な力で歯を動かすと、歯を支えている骨が減って歯茎が下がる歯肉退縮や、歯の根っこが溶けて短くなる歯根吸収が起こる可能性があります。

歯茎が下がると、歯と歯の間に三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができ、すきっ歯のように見えるケースがあります。また、歯根吸収が重度に進行すると、将来的に歯がグラグラして抜けやすくなるリスクも否定できません。

歯肉退縮や歯根吸収は一度起きるともとに戻らないため、事前の精密検査と医師による慎重な治療計画が重要です。

歯列矯正にかかる費用・治療期間

以下は、歯列矯正にかかる費用・治療期間をまとめた表です。

費用 治療期間
表側矯正 全体矯正:約60万円~130万円

部分矯正:約30万円~60万円

全体矯正:約1年~3年

部分矯正:約2カ月~1年

裏側矯正 全体矯正:約100万円~170万円

部分矯正:約40万円~70万円

全体矯正:約2年~3年

部分矯正:約5カ月〜1年

ハーフリンガル矯正 約80万円~130万円 約1年~3年
マウスピース矯正 全体矯正:約60万円~120万円

部分矯正:約10万円~60万円

全体矯正:約1年半~3年

部分矯正:約3カ月~1年

歯列矯正は自由診療のため、費用は各歯科医院によって異なります。また、治療期間にも個人差があるため、詳細は各歯科医院のカウンセリング時にお尋ねください。

歯列矯正で失敗・後悔しないためのポイント

歯列矯正で失敗・後悔しないためのポイントは、以下の5つです。

  • メリットだけでなくデメリット・リスクもしっかり理解する
  • 複数の医院でカウンセリングを受けて治療方針を比較する
  • 治療完了までにかかる総額費用と期間を確認する
  • 自分の生活スタイルに合った治療法を選ぶ
  • 治療中の自己管理を徹底する

1つずつ解説します。

メリットだけでなくデメリット・リスクもしっかり理解する

治療を始める前に、歯並びがきれいになるメリットだけでなく、痛みや副作用といったデメリットも正しく理解しておきましょう。

歯列矯正には、歯根吸収やブラックトライアングルなどのリスクが少なからず存在します。これらを知らずにスタートすると、治療中に「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりかねません。

歯列矯正をおこなう際は、リスクを許容できるかどうかを判断して検討しましょう。

複数の医院でカウンセリングを受けて治療方針を比較する

1つの歯科医院だけで即決せず、複数の歯科医院でカウンセリングを受けて、提案内容を比較検討してください。

歯科医師によって治療方針は異なり、抜歯が必要かどうかの判断や、使用する装置の種類は異なります。複数の意見を聞くセカンドオピニオンを活用すると、それぞれのメリットやデメリットが客観的に見えてきます。

信頼できる医師と出会うためにも、手間を惜しまず足を運ぶのが歯列矯正を成功させるポイントです。

治療完了までにかかる総額費用と期間を確認する

契約を結ぶ前に、追加料金を含めたトータルの支払い金額と保定期間まで含めた終了時期の目安を明確にしておきましょう。

一般的な調整料が必要なプランは、治療が長引くほど費用がかさみ、予算オーバーになるトラブルが起こりやすいです。最近では、最初から総額を提示するトータルフィー制の歯科医院も増えています。

また、結婚式などの予定がある場合は、その日までにどの程度改善できるかを確認しておくのも重要です。

自分の生活スタイルに合った治療法を選ぶ

職業や性格、ライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる矯正装置を選ぶのも歯列矯正を失敗しないためのコツです。

たとえば、人前で話す機会が多い接客業の方は、目立たないマウスピース矯正や裏側矯正が向いていますが、取り外しが面倒だと感じる方には向きません。性格的に自己管理が苦手な方は、固定式のワイヤー矯正のほうがスムーズに治療を進められます。

見た目や費用だけでなく、毎日の生活に馴染むかどうかを想像して自分に合った矯正方法を選びましょう。

治療中の自己管理を徹底する

美しい歯並びを手に入れるためには、歯科医師任せにするのではなく、毎日の歯磨きや装置の装着時間を守るといった自己管理の徹底が重要です。矯正中は装置の周りに汚れが溜まりやすく、ケアを怠ると虫歯や歯周病になって治療を中断せざるを得なくなる場合があります。

また、マウスピース矯正は装着時間を守らないと歯が計画通りに動きません。患者さん自身の協力なしには成功しない治療である点を理解しておきましょう。

関連記事:歯列矯正で後悔する理由と後悔しないための対策

まとめ

歯列矯正がやめたほうがいいと言われる理由は、治療中の痛みや費用の負担、仕上がりがイメージと違うといったトラブルが起こり得るためです。しかし、これらは事前の検査と医師との対話でリスクを把握し、対策を講じれば十分に防げる問題です。

費用や痛みが生活に支障をきたす場合は無理に始める必要ははありませんが、歯並びが悪いまま放置すると、将来的に虫歯や歯周病で歯を失うリスクが高まります。見た目のコンプレックス解消や、機能面でのメリットを考えると、ネガティブな情報に怯えるのではなく、複数の歯科医院で相談し、自分に合う治療法を見つけるのが大切です。

当院では、歯列矯正に対する後悔したくないお気持ちに寄り添い、メリットだけでなくリスクやデメリットもお伝えするカウンセリングを心がけております。JR尼崎駅直結で土日祝も診療しているため、お仕事や学校が忙しい方でも無理なく通院を継続していただけます。「本当に自分に矯正が必要なのか知りたい」というご相談も大歓迎ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。

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