八重歯を治す歯列矯正の種類・費用・期間

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日本では「かわいい」「愛嬌がある」と言われることの多い八重歯ですが、ふとした瞬間の写真写りや、笑ったときの口元のデコボコが気になっている方はいませんか?

周りから「そのままでいいのに」と言われると、「個性がなくなってしまうのではないか」「高いお金をかけて不自然になったらどうしよう」と、矯正に踏み切るのを悩むかたも多いのではないでしょうか。

八重歯を矯正して歯並びを整えるのは、見た目の変化だけでなく、将来的な虫歯や歯周病のリスクを減らす効果があります。

本記事では、八重歯を治す歯列矯正法と八重歯を放置するリスクを解説します。

八重歯を治すのにかかる費用や治療期間、歯列矯正で後悔しないためのポイントもご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

八重歯とは?

八重歯とは、上顎の犬歯が正常な位置よりも外側に飛び出し、ほかの歯と重なって生えている状態を指します。専門的には上顎犬歯の低位唇側転位と呼ばれ、顎の骨が小さくて歯が並ぶスペースが足りないのが八重歯になる原因です。

日本では可愛いとされる場合もありますが、重なった部分は歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病になりやすいです。海外では悪いイメージを持たれる場合も多いため、将来の健康を考えて治療する人もいらっしゃいます。

八重歯を治す歯列矯正の種類

八重歯の治療法には、ワイヤーやマウスピースを使ったさまざまな矯正方法があるため、以下では八重歯を治す歯列矯正の種類をご紹介します。

  • 表側矯正
  • 裏側矯正
  • マウスピース矯正

ひとつずつ見ていきましょう。

表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を移動させる治療法です。幅広い症例に対応できるため、重なりが激しい重度の八重歯でも治せます。

表側矯正の場合、金属製の装置は目立つのがデメリットですが、ほかの方法に比べて費用を抑えられるのが特徴です。

裏側矯正

裏側矯正は歯の裏側に装置を装着するため、矯正しているのが気づかれにくい治療法です。舌側矯正とも呼ばれ、接客業や結婚式など人前に出る機会がある人に人気があります。

裏側矯正の場合、装置が常に唾液で潤うため虫歯になりにくいのがメリットですが、舌に装置が当たるため発音しにくいと感じる場合も。また、裏側矯正は表側矯正と比べて高度な技術が必要なため、費用が高額な傾向があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は透明で薄いマウスピース型の装置を使い、段階的に交換しながら理想の歯並びへと整えていく方法です。

マウスピース矯正のメリットは自分で取り外しができる点で、食事や歯磨きを普段通りにおこなえます。装置が透明で目立ちにくく、ワイヤー矯正よりも痛みが少ないのが特徴です。

しかし、1日20時間以上装着しないと効果が出ないため徹底した自己管理が必要です。また、歯の移動量が大きい重度の八重歯には適応できない場合があります。

歯列矯正で八重歯を治すのにかかる費用・期間

以下は歯列矯正で八重歯を治すのにかかる費用と治療期間です。

治療法 治療範囲 費用 治療期間
表側矯正 全体矯正 約60~130万円 約1~3年
部分矯正 約30~60万円 約2カ月~1年
裏側矯正 全体矯正 約100~170万円 約2年~3年
部分矯正 約40~70万円 約5カ月〜1年
マウスピース矯正 全体矯正 約60~120万円 約1.5~3年
部分矯正 約10万円~60万円 約3カ月~1年

歯列矯正は自由診療のため、歯科医院によって費用が異なります。治療期間にも個人差があるため、詳細は各歯科医院へお尋ねください。

関連記事:歯列矯正が高くてできない人必見!費用を抑える方法を紹介

八重歯の原因

八重歯になる原因は、歯が生えるためのスペース不足や生え変わりのタイミングのズレです。これには生まれつきの骨格や、幼少期の食生活などさまざまな要因が関係しています。

以下で八重歯になる原因を解説します。

  • 顎の骨が小さく歯が並ぶスペースが足りない
  • 犬歯が生えてくる順番がほかの歯よりも遅い
  • 乳歯が抜けるタイミングが早すぎる・遅すぎる
  • 遺伝や柔らかい食生活で顎が未発達である

ひとつずつ見ていきましょう。

顎の骨が小さく歯が並ぶスペースが足りない

八重歯になる原因のひとつは、歯の大きさに比べて顎の骨が小さすぎることです。すべての歯がきれいに並ぶためのスペースが確保できないため、あとから生えてくる歯が歯列からはみ出して外側に飛び出す形で生えてきます。

とくに小顔の人は顎が細い傾向にあり、歯が重なり合うリスクが高いです。

犬歯が生えてくる順番がほかの歯よりも遅い

犬歯はほかの永久歯に比べて生えてくる時期が遅いため、スペース不足になりやすいのも八重歯になる原因です。

前歯や奥歯がすでに生え揃っている状態で、最後に犬歯が割り込もうとしても隙間が残っていない場合があります。場所を確保できなかった犬歯は、抵抗の少ない外側の歯茎の方へ押し出されて生えていき、上顎の犬歯が八重歯になるのです。

乳歯が抜けるタイミングが早すぎる・遅すぎる

乳歯から永久歯への生え変わりのタイミングが適切でないと、八重歯になる原因になります。たとえば虫歯で乳歯が早く抜けすぎると、空いたスペースに隣の歯が寄ってきて、あとから生えてくる永久歯の生える場所がなくなります。

反対にいつまでも乳歯が抜けない場合も、永久歯が本来の位置とは違う場所から生えてこざるを得なくなり、結果として八重歯になるのです。

遺伝や柔らかい食生活で顎が未発達である

親から受け継いだ骨格の遺伝や、幼少期の食習慣によって顎が十分に発達しないことも八重歯になる原因のひとつです。柔らかいものばかり食べてあまり噛まない生活を送っていると、顎の骨が成長せず、歯が並ぶ土台が狭くなり、歯がきれいに生えるスペースを確保できなくなります。

きれいな歯並びを作るためには、子どものころからよく噛んで食事をするのが大切です。

八重歯を放置することで生じるリスク

八重歯をそのままにしておくと、見た目のコンプレックスだけでなく、口のなかの健康を損なうリスクがあります。日本では可愛いとされる八重歯ですが、医学的には乱杭歯や叢生と呼ばれる不正咬合の一種です。

ここでは八重歯を放置すると、どのようなリスクがあるかご紹介します。

  • 歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすい
  • 噛み合わせが悪く奥歯の寿命を縮める
  • 突出した犬歯で唇や口のなかを傷つける
  • 口が閉じにくく口呼吸や口臭の原因になる

ひとつずつ見ていきましょう。

歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすい

歯が複雑に重なり合っている八重歯の周辺は、歯ブラシの毛先が奥まで届きにくく、食べカスや汚れがたまりやすいのが問題です。毎日の歯磨きで汚れを落としきれないと、プラーク(歯垢)が蓄積し、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖します。

とくに歯と歯が密着している隙間はフロスも通しにくい環境のため、気づかないうちに病気が進行し、若くして歯を失うリスクも。

噛み合わせが悪く奥歯の寿命を縮める

八重歯になって犬歯が噛み合っていないと、顎を横に動かしたときに奥歯を守る機能が働かず、過度な負担がかかります。

本来、犬歯には顎の動きをガイドして奥歯を離す犬歯誘導という役割があります。しかし、犬歯が八重歯だと犬歯誘導の役割を果たせません。その結果、奥歯に強い力がかかり続け、歯が欠けたりすり減ったりして寿命を縮める原因になります。

突出した犬歯で唇や口のなかを傷つける

外側に大きく飛び出した鋭い八重歯は、スポーツ中の接触や転倒などの衝撃で、自分の唇や口のなかの粘膜を傷つけるリスクがあります。日常生活でも、食事や会話の最中に誤って唇を噛み、そこから口内炎ができる場合も。

また、尖った歯先が常に粘膜に当たっていると慢性的な刺激となり、将来的なトラブルの要因になる場合もあります。

口が閉じにくく口呼吸や口臭の原因になる

八重歯が唇の内側に引っかかって口を完全に閉じにくくなると、無意識のうちに口呼吸になり、口のなかが乾燥して口臭がきつくなる原因になります。唾液には口内の汚れを洗い流し、細菌の繁殖を抑える自浄作用がありますが、口が閉じにくいと唾液が乾き、自浄作用の効果が発揮できません。

口腔内に雑菌が増えることで嫌な臭いが発生するだけでなく、歯周病の悪化や風邪を引きやすくなるリスクも高まります。

八重歯を歯列矯正する際に後悔しないためのポイント

八重歯矯正で後悔しないためには、治療前にリスクや仕上がりを確認しておくのが大切です。納得のいく結果を得るために、これから紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 抜歯か非抜歯か自分の骨格に合った診断を選ぶ
  • 治療後の横顔の変化を事前にシミュレーションする
  • 歯茎の隙間ができるリスクを理解しておく
  • 複数の歯科医院でカウンセリングを受けて治療方針を比較する

ひとつずつご紹介します。

抜歯か非抜歯か自分の骨格に合った診断を選ぶ

治療後の仕上がりに後悔しないためにも、自分の顎の骨格や歯の大きさに合わせて、抜歯をするかしないかを慎重に判断しましょう。無理に歯を抜かずに並べようとすると、歯が前に押し出されて口ゴボと呼ばれる出っ歯のような状態になるリスクがあります。

逆に、抜歯をしてスペースを作りすぎると口元が寂しくなり、老けた印象になる場合もあります。精密検査の結果をもとに医師と相談し、メリットとデメリットを理解したうえで抜歯や非抜歯の方針を決定しましょう。

関連記事:歯列矯正は抜歯なしでも可能?抜歯が不要なケースを紹介

関連記事:口ゴボの原因は何?主な原因と改善方法を徹底解説

関連記事:歯列矯正で老け顔になる?原因・対処法・対策を紹介

治療後の横顔の変化を事前にシミュレーションする

治療を始める前に、矯正後の横顔や歯並びがどう変化するかを専用の機器でシミュレーションしてもらいましょう。イメージしていた仕上がりと違うというトラブルを避けるためには、具体的な映像で確認するのが安心です。

あらかじめシミュレーションで治療後の仕上がりを確認し、認識に齟齬がないか共有しておくと、安心して治療に進めるようになります。

関連記事:歯列矯正で顔つきは変わる?理由と変化する例を紹介

歯茎の隙間ができるリスクを理解しておく

八重歯を正しい位置に下げると、歯と歯の間にブラックトライアングルと呼ばれる三角形の隙間ができるリスクがあるのを把握しておきましょう。

ブラックトライアングルは重なっていた部分の歯茎がもともと下がっていたり、歯の形によって隙間ができやすかったりすると起こります。病気ではありませんが、見た目が気になる場合は歯を少し削って隙間を埋める処置も可能です。

事前にリスクとして説明を受けておくと、ショックを受けずに冷静に対処ができます。

関連記事:歯列矯正ですきっ歯になる原因と対処方法を解説

複数の歯科医院でカウンセリングを受けて治療方針を比較する

歯科医院を選ぶ際は、ひとつの病院だけで即決せず、複数の歯科医院でカウンセリングを受けて治療方針や費用を比較しましょう。

医師によって「抜歯が必要か」「どの装置を使うか」といった判断が異なる場合があります。いくつかの意見を聞くと、自分の症状に対する理解が深まり、本当に納得できる治療法が見えてきます。

長い付き合いになる医師との相性も大切なため、信頼して任せられる先生を見つけましょう。

まとめ

八重歯の歯列矯正は、見た目のコンプレックスを解消するだけでなく、お口の健康を守るうえでも有効な治療です。歯並びが整うと歯磨きがしやすくなり、将来的な虫歯や歯周病のリスクを減らせます。

治療法にはワイヤーやマウスピースなどさまざまな種類があり、費用や期間もそれぞれ異なります。自分に最適なプランを見つけるためにも、まずは信頼できる矯正歯科で相談をおこない、納得したうえで治療を始めましょう。

当院では、八重歯をはじめとする歯並びのコンプレックスに対し、患者様1人ひとりのご希望やライフスタイルに合わせた矯正治療をご提案しています。インビザラインやワイヤー矯正など豊富な選択肢をご用意しておりますので、まずは一度、当院の矯正相談へお越しください。

無料相談受付中!お気軽にご連絡ください

平山脩

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック 院長 平山脩
岡山大学歯学部卒業後、岡山大学病院総合歯科に勤務。その後、大阪市内の歯科医院に勤務し、はぴねす歯科緑地公園駅前クリニックに勤務。2022年11月、はぴねす歯科・矯正歯科尼崎駅前クリニック院長に就任。

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